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赫い髪の女 (1979/)

[Drama]
製作三浦朗
監督神代辰巳
脚本荒井晴彦
原作中上健次
撮影前田米造
美術柳生一夫
音楽憂歌団
出演宮下順子 / 亜湖 / 阿藤海 / 石橋蓮司 / 三谷昇 / 山口美也子 / 絵沢萠子
あらすじ雨の中、ダンプカーの運転手光造(石橋蓮司)は、カップラーメンをすすっている女(宮下順子)を拾った。いたずらが目的だったが、女はそのままアパートに住みついてしまう。女は自分の過去は一切語らず、光造と一緒に過ごす日々に幸福を見出しているようだった。そんなある日、光造は仕事仲間に女を抱かせてしまうのであった。 神代辰巳監督が中上健次の原作を映画化したロマンポルノ。 (山本美容室)[投票]
Comments
全20 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5一歩部屋を出ると不安におののき、密室では一変して激しい性への渇望をあらわにする女。宮下順子の演技には、生への本能と活力が溢れている。『愛のコリーダ』とならぶ性愛映画の傑作。神代監督の充実ぶりは凄い。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5その時の、その二人にしか判らない、愛とか恋とか欲望とか色々な名前で呼ばれる得体の知れぬ感情を、ありのままの姿でフィルムに焼き付けたことに、まず感激そして感謝。これが単なる演技だなどとは思いたくもないし、そもそも演技の無いセックスなんてあるわけがない。本能の芝居、ポルノの本質がここにある。 (町田)[投票(4)]
★5始めて見た時は他人事として性愛部分を見ていたが。いい歳になって見返しても、神代監督の指向は男と女の間にあるものではなくて。人間内部に向っていて。それは宇宙的ともいえる人間内部の描写に成功している。 (ALPACA)[投票(4)]
★5蓮司にしびれた!「犬になれ!」「やさしくして...かー!」などそそるセリフ連発の蓮司!盗んだ三輪車で走り出し路地裏で手淫のしみったれた蓮司!男に生まれたからには皆胸に蓮司を抱えて生きている。 (マッツァ)[投票(3)]
★5冬の海のように荒々しく、海鳴りのようにどよめき、流木のようにささくれだって、霧雨のように優しく、焚き火のように暖かい。かけがえのないオモチャ。避難港。幸せ過ぎる映画だ。 ()[投票(2)]
★5やってやってやりまくってるだけの登場人物たちにこんなにも愛を感じてしまうなんて!!男も女も所詮そうなの。そんなものなの! (picolax)[投票(2)]
★5宮下順子がトンネルをバックに手前に歩いてくる。ダンプが後ろから来て、追い抜く際に、宮下が振り返る。こゝで横からのカットに切り替え、さらに、ちょっと引いたカットに繋いでストップし、タイトルイン。この処理もなんてカッコいいんだろう! [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★5若い頃は照れ混じりにこれを「カッコいい!」と言っていたけれど、今は神代辰巳の登場人物に対する温かいまなざしに惹かれているのが分かる。 (ミキ)[投票(1)]
★5中上健次の原作「赫髪」が熊野をずっしり引きずっているのにに対して、『赫い髪の女』は熊野に限らず、普遍的に描かれていると考えてもよいのじゃないか。原作に負うところが大きいというより、よくぞここまで描いたという印象の方が強い。 (まご)[投票(1)]
★5男と女の愛欲とはどういうものなのか、真面目に探求している作品。 [review] (ダリア)[投票]
★5この映画、すきです。 (worianne)[投票]
★5テーマの陳腐さは映画の出来とは無関係であることをこの映画で知る。すれ違いのリアリティは鳥肌ものよ。 (らくだーら)[投票]
★4周囲の「傑作」の声に押されて今は亡き並木座へ。20歳の若造が観てもわからないことだらけでどこが傑作なんだ?と憤慨して帰った。その後、いくつもの出会いと別れ、成功と挫折を経験し、機会があり再見。「ああ、成人映画というものはその字の通り、人に成らなければわからないものなんだ」と実感したのを覚えている。 (tkcrows)[投票(2)]
★4時として「にっかつロマンポルノ」はその枠から這い出そうともがき苦しむ作品を生み出す。同様に宮下順子も「ただのポルノ女優」から這い出した。ソレを世間に認めさせた芝居と神代辰巳の演出に★4。 (sawa:38)[投票(1)]
★4なんか貧乏くさいなあ。と思いながら観ていた。 [review] (cecil)[投票(1)]
★4濃いですねえ・・・。宮下順子石橋蓮司のマッチングがこれまた見事で、これでもかとドロドロとした情念のぶつかり合いを見せてくれます。 (TM(H19.1加入))[投票]
★4男が自ら造り上げた巨大な妄想と格闘(独り相撲)してるような作品だが、宮下順子の立ちはだかる如き存在感が凄い。80/100 (G31)[投票]
★4薄汚くてイヤになる。邦画=陰鬱だった時代の遺産。 (reif)[投票]
★3中上健次っぽい雰囲気はよく出ているが、ずっとセックス描写ばかりで段々飽きてくる。 (赤い戦車)[投票]
★3過去になぞ興味無く未来なんてどうでもいいという刹那は解る。だが性欲世界に埋没していきそうに見えて、しかし結構リアルな生活者であったりする。その匙加減の問題。日常を引きずった台詞からは、かえって作意が垣間見える気もするのだ。覚悟が欠如してる。 (けにろん)[投票]
Ratings
5点18人******************
4点17人*****************
3点13人*************
2点0人
1点1人*
49人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
● 監督たちの主として映画に対する発言集  (いくけん)[投票(18)]私は日活ロマンポルノのファンである (ぽんしゅう)[投票(16)]
愛すべきサントラ(邦画編) (Linus)[投票(13)]キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]
隠れた名作、あるいは迷作? (Linus)[投票(8)]つぶやき続けた男・神代辰巳の仕事 (ぽんしゅう)[投票(7)]
(工事中)中上健次POV(工事中) (町田)[投票(7)]私は宮下順子のファンである (ぽんしゅう)[投票(4)]
CINEMA色の風景 (いくけん)[投票(3)]映画の中の裸婦像(邦画編) (Linus)[投票(3)]
見えたからどうなんだ(^^;) (まご)[投票(2)]
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