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地の群れ (1970/日)
製作 | 大塚和 / 高島幸夫 |
監督 | 熊井啓 |
脚本 | 熊井啓 / 井上光晴 |
原作 | 井上光晴 |
撮影 | 墨谷尚之 |
美術 | 深民浩 |
音楽 | 松村禎三 |
出演 | 鈴木瑞穂 / 寺田誠 / 紀比呂子 / 宇野重吉 / 松本典子 / 北林谷栄 / 奈良岡朋子 / 佐野浅夫 / 水原英子 / 小川吉信 / 瀬川菊之丞 / 坂東調右衛門 / 中村公三郎 / 中村鶴蔵 / 市川岩五郎 / 原泉 / 雪丘恵介 |
あらすじ | 米軍の艦船が港に溢れ、戦闘機の爆音が轟く昭和40年代前半の佐世保。そこは過去から引きずる根深い差別と、新たに傷を受けた者たちのどす黒い恩讐が渦巻く地であった。長崎で被爆し体と心に傷を負った者たちがいつしか住みついた集落。住人らを奇異の目でながめ蔑視する地元民。しかし、その土地にはもうひとつ部落差別の暗い歴史が存在していたのだ。少女(紀比呂子)への強姦容疑をかけられながら被爆死した母の影を追い続ける青年(寺田誠)。原爆症に苦しむ娘をもちながら自らの体験をひた隠しにする母親(奈良岡朋子)。それを目の当たりにする開業医の宇南(鈴木瑞穂)にもまた、暗く拭いきれない過去の傷があった。(127分/白黒) (ぽんしゅう) | [投票] |
歴史として背負わされた根深い過去。被害者として背負わざるを得ない痛ましい過去。若き日の過ちとして背負った悩ましい過去。その枷と傷と後悔が渦巻くさまを、熊井啓は冷徹なまでに淡々と描く。そこに炙り出されるのは生きている人間の罪そのものだ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
20数年前テアトル新宿のATG特集でみたんですが、あまりのことに目の前が真っ暗になりました。鼠の群れに火を放って焼き殺すオープニング(ほんとにやってる)から観客の安直な感情移入を拒否する姿勢。「トトロ」のおばあちゃん北林谷栄が壮絶。スプラッター寸前。 (ジョー・チップ) | [投票(1)] | |
残酷な映画です。色々考えさせられました。後から本も読みました。 新宿TSUTAYAでレンタル出来ます。 (kt) | [投票(1)] | |
何よりもまず井上光晴の作品なのだろうが、熊井も当時ならではのシュールな映像で応えており見応えがある。幾度かみせる縦方向への人物の極端な移動が印象的。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
あんまり大画面では見たくない映画ですね・・・・。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] | |
差別とトラウマ。「歴史」になろうとしている「真実」を、視ている私の「生」の前へ突き出す、さらけ出す。主人公のモノローグが辛い。 (死ぬまでシネマ) | [投票] | |
ATGとの食い合わせがよいのか悪いのか、難しい題材ですね。 (ひゅうちゃん) | [投票] |
Ratings
4人 | ||
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3人 | ||
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計 | 11人 | 平均 | (* = 1)
POV
ATG映画の奥は深いぞ (町田) | [投票(14)] | 在日コリアン (死ぬまでシネマ) | [投票(6)] |
時代の痕跡ーATG公開作品(70年代日本映画篇) (ぽんしゅう) | [投票(5)] | ディア・ドクター (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
ヒロシマ・ナガサキ (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
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