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笛吹川 (1960/)

製作細谷辰雄
監督木下惠介
脚本木下惠介
原作深沢七郎
撮影楠田浩之
美術伊藤熹朔 / 江崎孝坪
音楽木下忠司
出演高峰秀子 / 田村高廣 / 市川染五郎 / 岩下志麻 / 川津祐介 / 中村萬之助 / 中村勘三郎
あらすじ戦乱の甲斐の国。飯田河原の合戦に参加し手柄をたてた農家の若者半蔵(大源寺竜介)に、おじい(加藤嘉)は大喜びした。しかし、これが笛吹川の橋の袂に暮らす貧農一家の波瀾に満ちた60余年に及ぶ物語の始まりだった。百姓を嫌い武田信虎の配下となり戦闘に明け暮れる半蔵に代わって家を継いだ甥の定平(田村高廣)のもとに、足は悪いが美人で働き者の娘おけい(高峰秀子)が嫁いで来た。戦乱の下、支配者たちの運命と自らの欲望に翻弄される百姓一家の数奇な運命を描いた木下恵介の意欲作。(117分/カラー/シネマスコープ) (ぽんしゅう)[投票]
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全11 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4「川の向う側」に翻弄される人生。災被は遥か彼方の世界で起こり、そして時折死の知らせとして「川のこちら側」にやってくる。ある日気付くと幼児とともに死の世界にいる老婆。それは「海の向う側」の戦争に弄ばれた日本人たちの想いと二重写しに描かれる。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4「行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」そんなことを思わされますね。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3もともと木下恵介ってスタイルの統一の無い人なのに、でもこういう実験は好き、という困った人なのだ。フィルムへの着色は殆ど何の効果も発揮していない。美醜にも影響していないのではないか。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★3「二十四の瞳」に続く完全反戦映画なんだけど、最初の方は人間関係が込み合っていてよう分からんかったです。でもそのうち、「人間が死ぬ=どこかで人間が生まれる」のリフレイン、 [review] (セント)[投票(1)]
★3傑作『楢山節考』に続く深沢七郎作品。優れた厭戦映画の資格十分なのに不思議と淡泊な演出で不満。パートカラーも達観するかのようで逆効果だった(達観しているのか、それとも)。俳優単位では優れており、『陸軍』の変奏を奏でる凸ちゃんもすごいが武田信玄を呪う荒木道子さんもすごい。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3モノクロ画面に着色する手法は、センスが感じられない上に意図も読み取れないから、非常に気持ち悪かった。しかし、ここでも高峰秀子は圧倒的で、老け役を見事に演じきる姿に感動。ところどころ見応えはある映画だけど、全体的にダルい。 (太陽と戦慄)[投票]
★3異彩。とても幻想的。夢かうつつか観てる側も感覚がぼやけてしまう。時間軸が長いので間延びした感はあるけどね。 (氷野晴郎)[投票]
★3なんじゃこりゃ?採点不能につき・・・でもスケールは大きいですね。実験映画です。 (chokobo)[投票]
★2紋切り型の詰まらない反戦映画。原型のひとつでもあろうブレヒトの『肝っ玉おっ母』の方がいかにダイナミズムを感じさせる主張を持っていたことか。死者の国に通じるあの橋を母親が渡ったことで、橋のアナロジーは途中で崩壊してしまう。イーストマンカラーの着色は児戯に等しかった。 (水那岐)[投票(1)]
★2橋と川のもつ映画的効果を最大限に活かした作品。川のほとりの古いあばら家や、この家にまがまがしいものを持ち来る橋などの舞台設定はとても秀逸。川の土手をスクリーンの右端から左端まで走っている若者をキャメラで遠くから捉えた場面は気が遠くなるような映画的美しさに満ちる。しかし、 [review] (ジェリー)[投票(1)]
★1モノクロにあとから部分的に彩色する、という実験的試みは失敗。 戦国の世の市井を描く、とは言ってもあまりにも平板でドラマ性に欠ける。 (みしま)[投票]
Ratings
5点0人
4点2人**
3点10人**********
2点2人**
1点1人*
15人平均 ★2.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
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