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箱男 (2024/)

The Box Man

[Drama]
製作小西啓介 / 関友彦
監督石井岳龍
脚本石井岳龍 / いながききよたか
原作安部公房
撮影浦田秀穂
美術林田裕至
音楽勝本道哲
衣装小笠原吉恵
特撮井上浩正 / 山田彩友美
出演永瀬正敏 / 浅野忠信 / 白本彩奈 / 佐藤浩市 / 渋川清彦 / 中村優子 / 川瀬陽太
あらすじ段ボール箱を頭からかぶり一切の帰属を絶ち、のぞき窓から一方的に世界を見つめノートに何事かを書き込みながら都市を徘徊する箱男(永瀬正敏)。そんな特権的“立場”を狙う何者かの攻撃を受け傷ついた箱男は謎の女・葉子(白本彩奈)に導かれるように小さな病院を訪れる。そこには軍医と呼ばれる隠遁した老人(佐藤浩市)と、かつての上司である軍医の世話をしながら医院長を務めるニセ医者(浅野忠信)がいた。そして箱男の“立場”を狙った陰謀と愛欲の闘争劇が繰り広げられることになる。1978年に安部公房が発表した原作小説の映画化。(120分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全6 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4阿部公房の50年前ほどの名作の映画化。知ってはいたが、未読の作品だ。意外と前衛とか実験とか形而上学的とかそんな表現はこの映画にはそぐわない。 [review] (セント)[投票(1)]
★4映画の企画が立ち上がったのはネット時代の黎明期頃であったのだが、全世界が総箱男化した今となっては、ある種のコメディとして鑑賞するのが正解なのだと思う。白本彩奈は若いのに根性があり素晴らしい。 (Soul Driver)[投票]
★3「見られずして(無視されながら)世間を見るのは強者の特権」と豪語する箱男と「箱男を意識する者(無視された者の特権を知った者)は箱男になる」を実践する偽箱男。二人(二個?)の自意識がぶつかる形而上的闘争を石井岳龍は“箱”のアクション活劇に昇華する。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3箱男=都市の路地裏に内在するルサンチマンとアナーキズムの表象とする石井ワールドのキッチュな夢幻性の結実と見える前半1/3は傑作。だが本物と偽物の鬩ぎ合いへの衒学的飛躍は公房の意図の劣化継承にしか見えない。それこそ破壊すべきなのに。 (けにろん)[投票]
★3「彼女の脚は、高台に立って見晴らした鉄道のレールなみにほっそりとしなやかだった」これが原作から引用した看護婦の脚の描写だ(新潮文庫版の26頁)。実を云うと、本作の看護婦−白本彩奈の脚線には少々失望した。 [review] (ゑぎ)[投票]
★2撮影直前に頓挫した27年前版でも仕上がりに大差なさそうだが、白本彩奈がアソコまで演るのであれば、主演の男優は若い頃の永瀬正敏の方が印象は良かったかも知れない。★2.8点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
Ratings
5点0人
4点2人**
3点4人****
2点1人*
1点0人
7人平均 ★3.1(* = 1)

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