西部戦線異状なし (2022/独)
Im Westen nichts Neues
All Quiet on the Western Front
あらすじ | 第一次大戦末期。17歳の少年パウル(フェリックス・カマラー)は友人たちとともに陸軍に入隊し、洗い立ての軍服を受け取って意気揚々と出兵した。塹壕戦の続く北フランス戦線に配属されたパウルたちは、そこで先輩カット(アルブレヒト・シュッフ)と友情を結び、ともに近隣の農家からガチョウを盗んで食べるなどの浮かれ気分を楽しみながらも、現実が想像より苛酷な日々の連続であるとすぐに納得させられるのだった。一方、ドイツ軍将校エルツベルガー(ダニエル・ブリュール)は膠着状態に陥った戦争を終結させるべく、上層部を説得し敵国フランスとの休戦条約を結ぶべく奔走する。1930年ハリウッド映画の独国リメイク。〔147分〕 (水那岐) | [投票] |
★4 | 『ダンケルク』が霞むような、がっぷり四つの高品質。戦争映画って息もつかせぬ展開ではなく、間だよなと思う。弾丸が、砲弾が、死が同化してくるまでの…。ただ、フランス兵との交錯の生々しさのあとで、農家少年のシーンはカットのスタイリッシュと演出の意図が鼻につき、以降がくどく感じられた。 (kiona) | [投票(1)] |
★4 | 今1930年アメリカ製作版と比較してみると、本作(ドイツ製作版)のリアリティが圧倒的に迫ってくる。そしてラストシーンに込められた未来の子どもたちに向ける意図。 [review] (jollyjoker) | [投票(1)] |
★3 | 厭戦映画としては成功しているだろう。自分は心に波立つ場面を丁寧に取り除かれ、ただ陰鬱で不快な死と諦念の支配する画面を眺めながら、ひたすら映画が終わるのを待っていた。流血や昏倒が重なる場面にも食傷した自分の不感症的な目は、お偉方のいい気な苦悩の場面に切り替わるのを待っていた。泥に塗れる死体なんて誰も見たくないんだ。 (水那岐) | [投票(1)] |
★3 | 私はオリジナル派のようでした。 (ひゅうちゃん) | [投票] |
5点 | 1人 | * |
4点 | 3人 | *** |
3点 | 2人 | ** |
2点 | 0人 | |
1点 | 0人 | |
計 | 6人 | 平均 ★3.8(* = 1) |
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