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タロウのバカ (2019/日)
[Drama]
製作 | 近藤貴彦 |
監督 | 大森立嗣 |
脚本 | 大森立嗣 |
撮影 | 辻智彦 |
美術 | 黒川通利 / 大原清孝 |
音楽 | 大友良英 |
衣装 | 纐纈春樹 |
出演 | YOSHI / 菅田将暉 / 太賀 / 奥野瑛太 / 植田紗々 / 豊田エリー / 國村隼 / 角谷藍子 / 門矢勇生 / 荒巻全紀 / ACE / 葵揚 / 水澤伸吾 / 池内万作 / 伊達諒 / 中島朋人 / 大谷麻衣 / 播田美保 / 水上竜士 |
あらすじ | タロウ(YOSHI )は浮浪少年だ。彼は学校に通うことなく今まで成長して来、その名も母親に貰ったものを捨て、友人たちから改めて得た名前だった。彼の友は二人の男子高校生だ。エージ(菅田将暉)は柔道選手として学校推薦を受けた身だったが、柔道を捨て教師や柔道部員たちに疎まれていた。スギオ(太賀)は、援助交際に勤しむと噂されるピアノの名手・洋子(植田紗々)に切ない恋心を抱いていた。彼らはそれぞれに悩みを抱えながら、それを刹那的な暴力衝動に転換してすべてを破壊し、嘲笑し、暴虐の限りを尽くすのだった。そんな日々のなか、偶然にタロウたちは一丁の拳銃を拾う。それは自由への武器となり得るのか。〔119分〕 (水那岐) | [投票] |
器から零れ落ちた水は元には戻れないという現実を見ないようにしている我々への問いかけ。全ての社会性から遮断された場所では窃盗・傷害・強姦を阻む倫理も崩壊する。その果てには自壊しかないのだ。アンチヒロイズムの極北。到来するそういう時代への警鐘。 (けにろん) | [投票(1)] | |
因果が自覚できない心の痛みを、さらに上塗りするよううに無自覚に、自らの精神と他者の肉体への加虐へ向かう暴走スパイラル。説明(物語)を極力排除し、彼らの状況と行動だけで世の中にぽっかり開いた蟻地獄を表出させてゆく演出に、理屈ではい説得力があった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
刹那的衝動をドラマの原動力とする作品であっても、精緻な世界構築の試みを棄てて敢えて衝動的な展開を連ねるのはどんなものか。議論においてより大声で相手を圧倒した者が「勝ち」という「子供主義」の闘士たちが狼藉を重ね、あげくに悲惨な方向へベクトルをひたすら延ばす展開にはうんざりした。この嫌悪感は強ち世代論だけで片付けられるものではなかろう。 [review] (水那岐) | [投票] |
Ratings
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計 | 5人 | 平均 | (* = 1)
POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう) | [投票(17)] |
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