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運び屋 (2018/)

The Mule

[Crime/Drama/Thriller]
製作総指揮アーロン・L・ギルバート / デイビッド・バーナード
製作クリント・イーストウッド / ティム・ムーア / クリスティーナ・リヴェラ / ジェシカ・マイヤー / ダン・フリードキン / ブラッドリー・トーマス
監督クリント・イーストウッド
脚本ニック・シェンク
原案サム・ドルニック
撮影イヴ・ベランジェ
美術ケヴィン・イシオカ
音楽アルトゥロ・サンドバル
衣装デボラ・ホッパー
出演クリント・イーストウッド / ブラッドリー・クーパー / ローレンス・フィッシュバーン / マイケル・ペーニャ / ダイアン・ウィースト / タイッサ・ファーミガ / アリソン・イーストウッド / アンディ・ガルシア / クリフトン・コリンズJr. / ローレン・ディーン
あらすじユリ栽培の事業で成功したアール(クリント・イーストウッド)は、業界ではちやほやされる有名人だが仕事熱心のあまり家族は崩壊状態。しかし、90歳にして事業が破たん。無一文で実家に戻るが、妻(ダイアン・ウィースト)は呆れるばかり。娘(アリソン・イーストウッド)は口もきいてくれない。そんなときアールは車の運転を見込まれて、アメリカを縦断する麻薬運びの仕事を世話される。大金を手に入れ味をしめたアールは、老人という外見を隠れ蓑に荒稼ぎを始める。麻薬組織からも重宝がられ取引量がエスカレート。やがって、大物「運び屋」の存在に気づいた取締官(ブラッドリー・クーパー)が捜査に乗り出し始めるのだった。(116分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全27 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5“You.”(お前か)の一言に万感の想いがこもる。チャップリン『街の灯』以来の映画史的セリフじゃないか。 [review] (G31)[投票(5)]
★5ジジイには花を持たせよ。 [review] (ロープブレーク)[投票(3)]
★5脇が甘いアンディ・ガルシアと違って、この爺には脇などない。だから、ジェームズ・ステュアートに似ている彼を誰も殺せるはずがない。シャカシャカっと撮った感の強いお上手な数作を経てイーストウッドが戻ってきた。嬉しい。 [review] (動物園のクマ)[投票(1)]
★4彼が演者として映っているだけで映画らしくなる、というような簡単なものではないと分かってはいるのだが、それにしても、例えば近作5作のパワーダウンを完全に払拭する。どうしてこうも違うものなのか。 [review] (ゑぎ)[投票(10)]
★4何かが終わってしまった気配は濃厚にある。誰もがこわごわゆく「その後」の地雷原のど真ん中を、当人だけはスタスタ歩いて、しかも一番大切なものはちゃんと最後まで待っていてくれる。ご都合主義? いや、ホラ話なのだ。それがご愛嬌というものなのだ。 [review] ()[投票(9)]
★4所謂社会的マイノリティな人達との接触にて禁句的文言であけすけにコミュニケーションするアリー老人を憎めないとすれば、それは自作自演作家イーストウッドの映画的な「徳」故なのだろうし、そんな決して一般化、社会化されない“私性”で人物とその虚構をでっちあげる根性は、それが映画への信に基づくかぎり感動的ですらある。劇中唯一のキャメラ目線は図って観客の目線との無二の切返を演ずる。凄い、と言う瞬間。 ()[投票(8)]
★4プロローグが12年前設定で演じ手が米寿の老人であるから、ここから12年飛んで本編に入ると、この老人は何者なんだとならざるを得ない。あとはもう死人の夢で、その内容はヤクザ社会の方々で歓待されてしまう『哭きの竜』のような稀人ヤクザ物である。 [review] (disjunctive)[投票(4)]
★4善悪の境界に立つクリントの冒険も、いよいよ最終章に入ったんだなと実感する2時間。最早、正義の為に悪を行う事に葛藤も覚悟もいらない。 ただ、彼我に誘われるままに。Let It Be 俺は見ていて堪らなかった。 クリントは自己責任の呪縛から解放されて幸せそうだった。 (pori)[投票(4)]
★4一言で表現するなら、緩いサスペンス。今のイーストウッドじゃなきゃ撮れない映画。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★4日本的に例えると老梅の趣き。1日だけ咲く花のために己の全てを捧げる主人公の姿は、まさに今も映画にその身を捧げ続けているイーストウッド自身の姿にも重なり自然と胸が熱くなった。 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
★4御歳89歳のリアルを曝け出すに覚悟とかすらない達観。問答無用の爺いの犯罪は苦境を乗り切るサスペンスに加担するのも躊躇するが漸くの家族不義理の自戒と清算。その際に生じたヤバい連中との軋轢を十八番の苦み走った啖呵で切り抜ける。参りましたの境地。 (けにろん)[投票(4)]
★4年齢を超越してまだ”枯れてない”自身が主役の物語を作っていることに凄いと思うか呆れるか。ここまでいくと両方かな。 (t3b)[投票(3)]
★4あのクリント・イーストウッドがこんな好々爺になるのかという気がしないでもない。サスペンスとユーモアが絶妙のバランスで交じり合って、肩の力を抜いて楽しめる。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
★4彼の一連の映画の中でも随分と自然で達観した人生観を感じる良作である。ユーモアもあり、それでいて現代の社会観も鋭く、理解されない父親像などもきっちりと描く、いやはや嬉しいイーストウッドの辞世の句であろうか。いや、本人はまだまだ生に執着しているのだ。 (セント)[投票(2)]
★4余命幾ばくもない女との会話が冗長に至らない所。裁判でみずから「有罪だ」という簡潔さ等、巧みさが嬉しい。 (モノリス砥石)[投票]
★4有無を言わさぬ貫禄…! (ドド)[投票]
★390歳の痩せがまん。爺さんの最後の選択は、歩んできた人生の反省や家族への罪滅ぼしなどでは決してない。だって性懲りもなく、まだ花に水やってるんだもの。これぞ、私たちが長年憧れてきたイーストウッドのダンディズム(自己満足)のススメだったじゃないですか。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★3一周まわって「男たれ!」と。 [review] (おーい粗茶)[投票(7)]
★3登場したイーストウッドは、よれよれの汚いじいさんだった。思わず、歳取ったなぁ。ストーリィは、キッカケは面白いが、何という事のない話。それより、観客誰もが、た だただケガをしない様にと、酷い目に会わない様にと祈ったに違いないと思う。 [review] (KEI)[投票(6)]
★3サスペンス度は低く、好き勝手生きてきたスケベじじいの人生讃歌と少しの懺悔作品。脇の仕事がよいので、爺のメッセージが沁みる。本当にもうこれが最後の作品かもしれない感を強く抱いた。本人に悔いはないだろうから見ていて納得。 [review] (jollyjoker)[投票(5)]
★3“今の”イーストウッドだからこそ作れた作品。ちゃんとその年代だから作れる役だった。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
Ratings
5点7人*******
4点39人***************************************
3点15人***************
2点1人*
1点0人
62人平均 ★3.8(* = 1)

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