コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

半世界 (2019/)

[Drama]
製作総指揮木下直哉
製作武部由実子 / 椎井友紀子
監督阪本順治
脚本阪本順治
撮影儀間眞悟
美術原田満生
音楽安川午朗
衣装岩崎文男
出演稲垣吾郎 / 長谷川博己 / 池脇千鶴 / 渋川清彦 / 竹内都子 / 杉田雷麟 / 菅原あき / 牧口元美 / 信太昌之 / 堀部圭亮 / 小野武彦 / 石橋蓮司 / 岡本智礼 / 原田麻由
あらすじ山と海が隣接した三重県のある町。40歳を前にした高村紘(稲垣吾郎)は、父の跡を継いで備長炭を焼いて生計を立てていた。仕事はきつく生活は楽ではない。息子(杉田雷麟)の高校進学もおぼつかず、妻の初乃(池脇千鶴)は苛立ちを隠さない。そんなおり、中学の同級生で自衛隊員の瑛介(長谷川博己)が仕事を止めて妻子とも別れ突然舞い戻り、廃屋同然の実家に引きこもってしまった。海外の派遣先で何かあったらしい。同じく同級生で地元で中古車販売をしている光彦(渋川清彦)を呼び3人で酒を酌み交わすのだが・・・。稲垣のために阪本順治監督が書き下ろした中年世代の葛藤を描く東京国際映画祭・観客賞受賞作。(119分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全16 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5最近力が弱まったと危惧していた阪本のホント、久々の力作だ。彼も吾輩も同じく年を取った。でもこの作品は前期の作品群のエネルギーをしっかりと掴んでいる。枯れてもなおその作品を見つめるまなざしは実に鋭い。 [review] (セント)[投票(4)]
★4心に残ったセリフと、題の‘世界’について。 [review] (KEI)[投票(6)]
★4久しぶりに「男」の、しかも、3人の馬鹿正直な中年男の友情(?)物語だ。ただし、紘(稲垣)の鈍感さも、瑛介(長谷川)のナイーブさも、光彦(渋川)の分別くささも、中学時代から一向に変わっていないようだ。「男」を正直に描くと“男らしさ”とは無縁になる。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4一見、いくら田舎とはいえ40前のやつらにしてはアナログ過ぎないかと思ったりもするが、映画としてはこのアナログ感がよいということを阪本順治はわかっている。そこが堪らない。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
★4半世界というか、阪本順治の全世界。帰ってきた阪本順治らしさ。グッとくる映画。池脇千鶴に助演女優賞をあげたい。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4この映画、製炭を題材にした時点で、完全な勝利と思った。映画的な画面造型が横溢する。炭焼き窯と炎のカットも美しいが、山から、樫材(ウバメガシ)を伐り出し、ロープで運ぶアナログな画面も、とても映画的なのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4ちとキツイ調子で語られる中年3人組の葛藤を経て、クライマックスへ。そのタイミングでここぞとばかりに歳の差婚のじいちゃんを出してくる監督のユーモア感最高!タイムカプセルを前に「まだまだオレたち続くんだ」、、、いい台詞だった。 [review] (クワドラAS)[投票]
★4役者が役(世界)を演じる意味。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
★3あの些か時代がかった“番長”の少年が、ごく微妙に立居振舞にかもしだす「世界」と「世間」の軋轢の片鱗。それは日常の其処此処に潜在的に遍在していて、むしろ「世界」と「世間」の接点でさえある。物語としては唐突に、しかし映画としてはむしろ然もあろうという仕方で訪れる“出来事”、そして天気雨。つまり何かがズレている。しかしズレているその間隙にこそ人生の断面=物語は束の間露呈し、映画もまた映画になる。〔3.5〕 ()[投票(4)]
★3男3人組の友情話がメインではあるが、池脇千鶴が全部持っていく。気怠い生活感と深い情念を漂わせつつ、メイクして割烹に売り込みに行く姿には可憐な少女時代の片鱗を窺わせる。かつてのアイドル女優も、凄い役者になったものだ。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★3「火、見てると飽きないね」わかるわかる。 (黒魔羅)[投票(2)]
★3多くのエレメントが投入されるが有機的に構築され新たな何かを産み出すわけでもない。戦場トラウマやイジメ顛末は陳腐で今更。ドラマトゥルギー無視の主人公の行く末は人生そんなもんだが卓袱台返しの感も。そんな男のバカ話を千鶴が脇で必死に支えてる。 (けにろん)[投票(2)]
★340代、50代の声をきき、父親の享年を超えて親父となった男が慄然とするのは、自分が父親とは似ても似つかないちっぽけな大人になっている事実に向き合うことだ。世界ではなく世間としか向き合ってこなかった自分が、いつしか息子にすら追い抜かれていないかとの恐怖は、あるいは人生の終幕にしか拭えないものなのか。戦慄は稲垣なればこそ倍加する。 [review] (水那岐)[投票(2)]
★3演出も編集も流暢だから観ているうちは退屈しないが、話があんまりにも平凡。この監督は腰砕けの作劇を志しているのだとの確信に至った。すでに池脇千鶴しか覚えていない。東山千栄子化が進行していて頼もしい。飄々と達観した喋り方まで似てきた。 (寒山拾得)[投票(1)]
★3これは阪本監督のグラン・トリノだ!いや、知らんけどね。 [review] (Soul Driver)[投票(1)]
★3初乃(池脇千鶴)の「わたしも一緒に入りたい」がグッとくる。が、全体的に「映画にする程の話?」感は否めない。序盤のカメラの揺れも酔う。主役は吾郎なのだろうが、長谷川博己のみひとり異次元なくらい別格。 (IN4MATION)[投票]
Ratings
5点2人**
4点8人********
3点13人*************
2点0人
1点0人
23人平均 ★3.5(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
その後のキネ旬ベスト10・最多ランクイン監督は誰だ! (ぽんしゅう)[投票(12)]
Links
検索「半世界」[Google|Yahoo!(J)|goo]