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凱里ブルース (2015/中国)

Kaili Blues

[Drama]
監督ビー・ガン
脚本ビー・ガン
撮影ワン・ティエンシン
音楽リン・チャン
出演チェン・ヨンチョン / シェ・リーシュン / ユー・シーシュエ / グォ・ユェ
あらすじ獣人の目撃情報が相次ぐ中国南西部の山地。40代の飾陳升は、貴州省凱里市で、還暦を過ぎた女医と一緒に小さなクリニックを営んでいる。黒社会の一員だった陳升は、仲間を庇うために刑務所行きを承諾し、塀の中で妻の夭折を知らされた。今日、陳升は、仕事の合間に詩作に耽る一方で、母親のいない甥っ子の衛衛を可愛がり、将来養子に引きとろうと真剣に考えている。ところが、そんな陳升の代理父ぶりを嘲笑うように、ヤクザ者の弟が衛衛を売り飛ばしてしまう。陳升は、弟の性根の悪さに憤るものの、逆に亡母に対する自分の親不孝を謗られる始末だった。陳升は衛衛を連れ戻すために、記憶の霞がかかったような山峡の村へ旅立つ。そこで、彼は、不思議な親近感を覚える若い男女とすれ違う (袋のうさぎ)[投票(1)]
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全4 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5貴州は未踏だが、孟族の国は越中国境で馴染みがある。峰巒重畳たる低山の風景、坂と階段の多い町、崖際や山裾の高低を活かした建築など目を楽しませる被写体が多い。伝奇のリアルへの蚕食、騙し絵的な背景幕、滴・蒸気・汽笛の魔術的な表現、無意識にそよめく囃子声、絵巻物のようにパンするカメラ、個々の背中を追って町の動脈を行き来する移動撮影、譫言のような詩の朗読など先人の影響は明らかだが、病みつきになる魅力がある [review] (袋のうさぎ)[投票(2)]
★4旅の話だ。行き先は男(チェン・ヨンチョン)のなかに堆積し、関係性があいまになってしまった、かつては確かに「存在していた」はずなものと、いつの間にか「失っていた」ものの断片が織りす混沌。すなわち残された男の時間のなかで足踏みを続ける“今”のなかだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4ファーストカットはほゞ360度パンニング。部屋の中をパンニングし、カメラは途中で、開いたドアを抜け、テラスの方へ前進移動する。飲んだくれの犬、と呼ばれる犬がウロウロしている。というように、前半の凱里の町では、緩やかにパンニングで見せるカメラワークが見どころだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★42作目から見たが、この処女作は2作目の原型か。カメラの舐め方、詩情、展開などにそれを感じる。けれど、見る方も我慢を強いられるのも事実。そんな大陸的な大きさがビー・ガンの持ち味だ。中国南西部にの道路には中央分離帯がない、、。 (セント)[投票]
Ratings
5点1人*
4点4人****
3点0人
2点1人*
1点0人
6人平均 ★3.8(* = 1)

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