天空の草原のナンサ (2005/独)
Die Höhle des gelben Hundes
The Cave of the Yellow Dog
あらすじ | 父は斃れた羊を、人間に生まれ変われよと埋葬する…。少女ナンサは学校の休暇に、両親や弟妹の待つ遊牧のテントの家に帰ってきている。彼女は洞穴で偶然拾った犬を連れ帰り、ツォーホルと名づけて可愛がる。だが、両親にとってそれは狼を呼び寄せる不吉な犬であり、彼女に捨ててこいと厳命する。それでもナンサはツォーホルを連れ、馬に跨って羊たちを先導してゆく。彼女を迎え入れた遠いテントの老婆は笑う、ツォーホルは以前は人間だったのかもしれないと。ナンサはその言葉に、犬や自分の前世について思いを馳せる…。バットチュルーン一家とそれを巡る人々が織り成す、一編の映像詩。〔93分/カラー/ヴィスタサイズ〕 (水那岐) | [投票] |
★4 | バイクや4WDと、昔ながらの馬で追う羊飼いの毎日。日常的な動物たちと人間との共存。こうしたカオスの文明の中でこそ、輪廻転生の哲学は市井の民の生活のなかに息づくのだろう。われわれが忘れてしまった感覚は、かれらの日々の思いと密着し、ひとつの物語になる。 (水那岐) | [投票] |
★3 | 女の子は可愛いけどお話としてはどうということはない。ドラマではなくドキュメンタリーのつもりで観たほうがよかったかも。[シャンテ・シネ3/SRD] (Yasu) | [投票] |
★3 | モンゴルの遊牧民のゲルに、ホームステイをした事があるが、まさにその時に見た風景と生活を見る事が出来た(子供の表情、カワイさまでそのまま!)。 [review] (NAO) | [投票] |
★3 | 現在であり過去であり、近世であり中世である。ああ、貴重。しかも輪廻。ありがたや。 (G31) | [投票] |
★3 | チープなプラスチック製の桶を喜ぶ姿は微笑ましいが、明らかに異物の混入である。そんな近代化を残念がるのは勝手な日本人目線だ。と思いきや、桶は溶けて使い物にならなくなる。意味深である。 (ガリガリ博士) | [投票] |
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計 | 9人 | 平均 ★3.2(* = 1) |
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