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乱れる (1964/)

製作藤本真澄
監督成瀬巳喜男
脚本松山善三
撮影安本淳
美術中古智
音楽斎藤一郎
出演高峰秀子 / 加山雄三 / 草笛光子 / 白川由美 / 浜美枝 / 三益愛子 / 藤木悠
あらすじ礼子(高峰秀子)は早くに夫に先立たれたが、実家には帰らずにそのまま嫁ぎ先の酒屋を切り盛りしている。そこへ義弟の幸司(加山雄三)が東京の会社を辞めて戻ってきた。彼は、戻ってきたのは礼子が好きだからだと告白するが、これをきっかけに礼子と家族の関係はぎくしゃくし始める。[98分/モノクロ/シネマスコープ] [more] (Yasu)[投票(1)][全 2 件]
Comments
全34 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5[ネタバレ?(Y1:N5)] これは日本映画史上最高の突き放し。ここまで人間を突き放して描いた成瀬巳喜男の演出に徹底的に打ちのめされる。これに比肩しうるのは、フォード『荒野の女たち』やアルドリッチの『キッスで殺せ』(オリジナル版)ぐらいだろう。 [review] (ゑぎ)[投票(15)]
★5高峰秀子絶品!いいだろう?いけないわのすばらしい応酬。 [review] (入江たか男)[投票(7)]
★5長い長い列車内でのシーンが、ゾクゾクするほど素晴らしい。なんてエロティックな映画なんだ! (太陽と戦慄)[投票(4)]
★5実は「列車」の映画作家でもあった成瀬巳喜男が、晩年になってその本性を剥き出しにした超絶傑作。最高の列車シーン。そしてそのシーンを境に映画は異次元の局面に突入する。そこで私たちが目撃するのは、「映画」が人間を蹂躙し、世界を支配する瞬間だ。「映画」とはかくも人智を超えたものなのか。 (3819695)[投票(3)]
★5加山雄三が現在のイメージから想像出来ない。ベンチャーズ弾いてるのと違いすぎ。高峰秀子の演技はこの映画で他の成瀬映画をも超える領域に。 [review] (t3b)[投票(3)]
★4このメロドラマをギリシャ悲劇の域へまで昇華させた要因は、屈強な体とバタ臭い容姿を備えた加山雄三という男の起用にある。狭く切り取られたフレーム内を、能面(高峰)と肉体(加山)が肌触れ合わんばかりに行き交うさいのエロスのほとばしりには参った。 (ぽんしゅう)[投票(8)]
★4主観的で申し訳ないが、高峰秀子は母性の女優であって決して「おんな」を撒き散らす女優ではないと思う。しかし、ラストたった1カットで魅せる表情は、まさにエロティックな「おんな」であった。これが成瀬演出か、鳥肌が立つ。 (sawa:38)[投票(5)]
★4可憐な高峰秀子加山雄三からの求愛を拒む理由は現代ではありえないが、高峰のキャラクターでは「さもありなん」と思える。文句なしの佳作。 (りかちゅ)[投票(3)]
★4高峰秀子曰くのまさに「息が詰まる」映画。一見おんなを感じない彼女だからこその緊張感ある二人の日常、列車での道行、そして、信じられない奇跡的なラストカット。美術もまさに芸術品。 (動物園のクマ)[投票(3)]
★4結局成瀬はこの映画で、恋愛というドラマの形式を、人のモラルという制限を炙り出す炎として使ったんじゃないか。 [review] (G31)[投票(2)]
★4これぞメロドラマの様式美。過去と結婚したかのようなヒロイン。真綿で絞められるようなその敗北。クレシェンドで高まる情感。そして、中空に凍りつく結末。成瀬の職人技の冴えを見た。 ()[投票(2)]
★4義姉が好きだなんてエロゲーみたいな設定かも (モノリス砥石)[投票(1)]
★4昔の人は辛抱強いなあ (TOMIMORI)[投票(1)]
★4ボカァこういうメロドラマに目が無いんだ(05・9・21) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★4人の世に対する冷徹な眼差しに痺れる。精緻な人間描写に唸る。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★4いかにも成瀬と思わせる際どい恋愛模様、と思ったら最後のどんでん返し。見事な演出でした。 (chokobo)[投票(1)]
★4義弟の言動が嫌でたまらない。あのラストも個人的にはいただけない。 (赤い戦車)[投票]
★3加山雄三の投機性を整形する音韻の禁欲主義――情報の流動性を執拗に遮断するカット尻、十数コマの空白の堤防。融解した加山の脂身の海、その浜辺で高峰のストイシズムはラブコメを越える。 (disjunctive)[投票(2)]
★3あの唐突な幕切れは何だー!! でも高峰秀子に免じてめちゃ甘の採点。[ラピュタ阿佐ヶ谷] [review] (Yasu)[投票(2)]
★3新興大型店の進出で寂れゆく商店街。 夫の亡霊と添い遂げてきた高峰秀子も、義姉を慕う加山雄三も、結局は変化を嫌って時代に取り残される運命の商店街の住民達なのだ。 [review] (AONI)[投票(1)]
★3なんだかんだ言って苛められる高峰秀子ってのは、はまり役です。 [review] (甘崎庵)[投票]
★2もしも、ワシがアノ台詞を義弟から言われたならば→ [review] (ボイス母)[投票(5)]
★1正直、加山雄三はミスキャストではないか。高峰秀子との関係は姉に甘える弟にしか見えず、そこには性愛の匂いがまるでしないのだ。「乱れ」ているのはふたりの関係ではなく、それを操る見えざる存在の意志としか感じ取れない。 (水那岐)[投票]
Ratings
5点17人*****************
4点40人****************************************
3点11人***********
2点1人*
1点1人*
70人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
国際映画賞を受賞した日本人俳優  (寒山拾得)[投票(6)]お、おねいさんっ!! (ボイス母)[投票(1)]
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