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野火 (2015/)

Fire on the Plain

[Drama/War]
製作塚本晋也
監督塚本晋也
脚本塚本晋也
原作大岡昇平
撮影塚本晋也 / 林啓史
音楽石川忠
出演塚本晋也 / リリー・フランキー / 中村達也 / 森優作 / 中村優子 / 山本浩司 / 神高貴宏 / 入江庸仁 / 辻岡正人 / 山内まも留
あらすじ第2次大戦末期の南の島。過酷な環境のもと肺を患った田村一等兵(塚本晋也)は戦力にならず、残り少ない食糧を節約するため隊を追われ野戦病院行きを命ぜられる。しかし、瀕死の傷病兵であふれた野戦病院でも軍医から厄介者扱いされ追い返されてしまう。行き場をなくした田村は、炎天下のジャングルをさまよい、生き残りの伍長(中村達也)らと出会い、敵の銃撃と砲火のもと日本軍の終結地を目指す。そして飢餓が極限に達したとき、田村は奇妙な依存関係を続ける安田(リリー・フランキー)と永松(森優作)に再会する。二人は「サル」を狩り、その肉を食べて生き延びていた。大岡昇平原作で市川崑版(1959)以来、2度目の映画化。(87分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4南方の亜熱帯樹林がデジタルでクリアに捉えられ時に限りなく美しく戦線から離脱した孤絶感を弥増させる。軽い擦過音が聞こえた直後に人体破壊がもたらされる空からの掃射など細部が良い。野火や人肉食の扱いは軽いが市川版より買う。役者塚本が良い。 (けにろん)[投票(3)]
★4酸鼻極める戦場の描写は現代らしく接写を軸とした見事なものだが、「私を食べて」の主題は生煮えで余計ではないか。戦場を肯定さえするような文学的毒と監督の実直な反戦発言の差異に戸惑わされる。 [review] (寒山)[投票(3)]
★4開高健が『輝ける闇』で、前線の地獄や人間の営みに無関心なように鳥はさえずり、木々は青いというような描写をしていて、これを思い出した。ビビッドな色彩の中に特権的に与えられた赤(野火と血)。肝の撮影や音の演出が正解(カットを急ぎ過ぎるのは悪い癖)。「餓鬼」の描写は「人が人でなくなること」に関心の高い監督らしさを感じた。 [review] (DSCH)[投票(1)]
★4飢えるわ、仲間はクズばかりだわ、銃をまた与えられるわ、まさに生き地獄。作り手の気合がビシビシ伝わってくる映画、大好き。84/100 (たろ)[投票]
★4時に「何で俺、金出してこんなもん観てるんだろう?」と思うようなことがある。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3飢餓がもたらす人心の錯乱と非情。手足がちぎれ、内臓が飛び散る遺体。そんな定型的な描写よりも、ふり注ぐ陽光に輝く白雲と山の稜線や、波のようにうねる常緑の木立が放つ生気と、ぼろ布のような軍服をまとう泥まみれの兵士の髭面との対比に無慈悲な地獄を見た。 [review] (ぽんしゅう)[投票(7)]
★3肺病、飢餓、捕食の危機が出来の悪いリアリティショーのような偶然によって悉く無効にされる。飢餓で昏倒していたその傍から出奔するように。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★3すごく頑張ってる映画だし、理想的な反戦映画なんだけど、楽しくはない。てか、いつもの塚本映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★3生命力溢れる緑の密林が美しく、ここで「飢え」に苦しむということがどうもピンとこないのだ。だってニューギニア人は平気で暮らしとるわけで。こんなことを言うと、バチが当たるんだろうな。 (ペンクロフ)[投票]
★2改めて思い起こされるのは、映画とは視覚芸術だということだ。志は高くとも接写ばかりのテクニックを伴わない画面と、21世紀にしてのこのチープな美術の有り方はやはり買えない。フィリピン近辺の毒々しくも雄渾な自然を前にして、安価なフェイクとしか受け取れない演劇的絵作りは非難されて然るべきものだろう。リリー・フランキーの嫌味なおっさんぶりは愉しいが、むしろ他が大根揃いなのだ。不協和音の劇伴も醜悪。 (水那岐)[投票(2)]
Ratings
5点1人*
4点9人*********
3点9人*********
2点3人***
1点1人*
23人平均 ★3.3(* = 1)

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