★5 | 主題ではないにも関わらず、これほど「食べる」という行為が雄弁な映画も稀だろう。淡々としたカメラ回しの中の様々な所為が、家族とは作り上げていくものなのだと訴えている。お見事。 [review] (るぱぱ) | [投票(2)] |
★5 | 淡々と人を信じ、愛し、人との関わりあいに喜びを感じそして自分も死んでいくということ。家族に恵まれなかった孤独の人にも本当の家族はいるものなのだ。それは血の繋がりを超え本当の人と人との信頼関係にまで行きつく。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | キリスト教の生死観の潔さについて考えさせられる佳作。濃密な人間関係を羨ましく思う。安普請の老人ホーム、タクシーを無理強いする黒人女、「ご家族は」と問われて黙り込む主任が心に残る。 (寒山拾得) | [投票] |
★5 | 桃さんありがとう。 [review] (Gala) | [投票] |
★5 | アンディ・ラウとディニー・イップの絆の強さが何気ない日常の描写で表現されているのが素敵。 [review] (パピヨン) | [投票] |
★4 | 「義理の息子」というと「娘の婿」という意味が一般的だと思う。しかし、ここで使われた「義理の息子です」という表明は、「血はつながっていない、しかし息子だ」という宣言に思えた。そして、それを聞いたときの桃さんの、かみしめた喜びと誇らしい表情。 [review] (なつめ) | [投票(3)] |
★4 | 映画の試写のシーンがいいなあ。桃さんのしあわせそうなところがいいなあ。ずっと見ていたいよ。 [review] (イライザー7) | [投票(1)] |
★4 | 使用人にちょっと良いことしてあげました的胡散臭さから免れてる所以は、主演2人のプレーンな平衡感覚と明晰なアイデンティティの存在。為に非ドラマチックだがアン・ホイの視座は信頼できる。サモ・ハンやツイ・ハークが醸す業界ムードが出色。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 女の幸せは子を育て料理をつくること、つまり「私」を無にして尽くすこと、と言い切ると叱られるだろうか。でも、電話の向こうの「血のつながらない子供達」の戯言に、嬌声を上げるタオさんの無邪気な破顔が思わず涙を誘うのは、確かにそこに女の幸福を見るからだ。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | この世界に、アンディ・ラウを放り込んでしまうことがすでにネタで、彼は、われわれの期待にたがわず、『暗戦』や『インファナル・アフェア』そのままに、意図の読めない硬質な表情で、老女と戯れる。 [review] (disjunctive) | [投票] |
★3 | わずか数分間にすぎない実母とのぎこちない空間を描いたシーンが効いている。主人公にとっては、自分のわがままを受け入れながらも、いけないところは諭す家政婦こそが心の母親だったのだ。写実的に抑えた中に散りばめられたさり気ない押しや、群衆シーンも良い。 (ナム太郎) | [投票] |