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ヤコブへの手紙 (2009/フィンランド)
Postia Pappi JaakobilleLetters to Father Jacob
[Drama]
製作 | ラッセ・サーリネン / リスト・サロマー |
監督 | クラウス・ハロ |
脚本 | クラウス・ハロ |
原案 | ヤーナ・マッコネン |
撮影 | トゥオモ・フトリ |
美術 | カイサ・マキネン |
音楽 | ダニ・ストロムバック |
衣装 | サリ・スオミネン |
出演 | カーリナ・ハザード / ヘイッキ・ノウシアイネン / ユッカ・ケイノネン / エスコ・ロイネ / カイヤ・パカリネン |
あらすじ | 終身刑で服役していた女囚レイラ(カリーナ・ハザード)は恩赦を受けて出所することになった。しかし、家族との交流を一切断っていた彼女に身を寄せる先はなく、仕事の助手を捜していた盲目の老牧師ヤコブ(ヘイッキ・ノウシアイネン)のもとで、しぶしぶながら住み込みで働くことになった。信者から届いた相談ごとの手紙をヤコブに読んで聞かせ、その返事を代筆するのが彼女の仕事だ。人生のすべてに絶望しているレイラには、ささいな悩みにごとにも丁寧に応えるヤコブ牧師の姿も、ただ煩わしく思えるだけだった。そんな日々のなか、ある日をさかいに手紙が一通も届かなくなり、ヤコブは生きがいを失ってしまう。(75分/シネマスコープ) (ぽんしゅう) | [投票] |
上映時間も短く、出演者もほぼ3人で固定、しかもテーマは明確。無駄なセリフは徹底的に排除。こころの映画の、エキスのような映画が出現した。その、わが心を掘り下げてくれるスクリューの刃は鋭い。 [review] (セント) | [投票(4)] | |
質素な映画である。必要最小限の寡黙なやりとりを経て、邪悪そうな目をした元女囚と、文字通り拠りどころの光明を失くした老牧師が交わす吐露の純粋で濃密なこと。すべてにおいてシンプルだがらこそ物語のなかに立ち上がる感情がストレートに強く心に響くのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
実に端正な映画だ。前半は少し眠たくもなるが、後半は急展開し、俄然面白くなる。よく分からない所も有るが、人の心なんてすべてが分かるものではないと思う。だからこそ、1人でも心を通わせれる人がいれば、生きて行けるのだとも思う。 (KEI) | [投票] | |
フィンランドには人が3人しかいないのか… [review] (イライザー7) | [投票] | |
この題材にシネスコというのが何やら匂うが、顔アップに風景主体のロングにとよく構図を取ってまとめ上げている。また(言葉は悪いけど)老牧師がとても憐みを誘っていい。本当にこの人は牧師なんだろうか、配達夫も怪しげだ、などと謎めきつつ、謎で引っ張らずに率直な感動に邁進するあたりも志の高さ。 (3819695) | [投票] | |
シンプルでストレート。真摯な眼差しを評価したい。 (あちこ) | [投票] | |
設定やプロットに色々と作為や不自然を感じさせながら、それを神の計画通りと装うような姑息さが幼稚。見ていて可哀相になるヤコブ牧師の人物造形や、そんな彼の傍にいる罪人レイラの、兔の傍に虎を置いているような危うさはドラマ的だが。 [review] (煽尼采) | [投票] |
Ratings
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計 | 10人 | 平均 | (* = 1)
POV
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