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フローズン・リバー (2008/)

Frozen River

[Crime/Drama]
製作総指揮チャールズ・S・コーエン / ドナルド・A・ハーウッド
製作ヘザー・レイ / チップ・ホーリハン
監督コートニー・ハント
脚本コートニー・ハント
撮影リード・ドーソン・モラノ
美術インバル・ウェインバーグ
音楽ピーター・ゴラブ / シャザード・アリ・イズマイリー
衣装アビー・オサリヴァン
出演メリッサ・レオ / ミスティ・アパーム / チャーリー・マクダーモット / マイケル・オキーフ / マーク・ブーン・ジュニア / ジェームズ・レイリー / ジェイ・クレイツ / ジョン・カヌー / ディラン・カルソーナ / マイケル・スカイ
あらすじ凍りついた川がカナダとの国境を分かつニューヨーク州最北部の町。15歳と5歳の息子を持つレイ(メリッサ・レオ)は、ギャンブル狂の夫にトレーラーハウスを買うための資金を持ち逃げされた。もうすぐクリスマスだというのに、パート代だけでは日々の生活もままならない。レイは、先住民保留地に住むモホーク族の女ライラ(ミスティ・アップハム)に誘われ、凍った川を車で渡りカナダからの不法移民をアメリカに密入国させる仕事に手をそめる。ライラもまた夫の死後、義母にとられた1歳の息子をとり戻すために金が必要だった。女流監督コートニー・ハントの初長編作。08年サンダンス映画祭グランプリ受賞。(97分/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全24 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5傑作。映画は社会問題を下敷きにしているが、主人公である二人の女はそれとは違う次元に存在している。新聞記事には載らない生身の個人の姿がここにはあり、それがフィクションの力といえる。 [review] (shiono)[投票(6)]
★5強い!やはりオンナは、母は強いのだ。そして、自分や家族を守る強い(強がりな?)母を見ている息子は、優しい・・・。 (jollyjoker)[投票]
★4主人公の入墨やピアスや下着の趣味や銃捌きの躊躇無さが語る語られざる来歴。映画だけが駆使し得る話法を知悉し使いこなす妙。そして、当たり前の母性が当然のようにある世界では社会も当然優しいという絶対的確信。この作者の平衡感覚に打たれた。 (けにろん)[投票(9)]
★4日常に隣接したサスペンスを主題としながら、トレーラーハウス、原住民居住区といった米国の社会・文化独特の要素が多用されることで独特の異世界感が併せ描出される。 [review] (緑雨)[投票(5)]
★4「フローズン・リバー」‐凍えた河とは、良い題名だった。そしてそれに相応しい、心に響く良いシーンがあった。 [review] (シーチキン)[投票(4)]
★4女性映画というよりは母性映画だ。母性に突き動かされた女たちは、越境者として川を渡り、善悪の一線を踏み越え、文化や人種の壁をも突き抜け人として共闘する。つまり、生きるために、あるいは子を生かすために、人は何に依拠して「境界」を乗り越えるかという話だ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4のっけから登場するのは、疲れた女の顔のアップ。涙が一筋、二筋・・。男は女の涙に弱い―、ということで男性観客はエンド迄、この主人公が何をしようとどんな違法なことをしようと、味方だ。あのシーンは男性監督には撮れないと思う。主人公の存在感が圧倒的だ。 (KEI)[投票(3)]
★4トレーラーハウス繋がりでダルデンヌ兄弟が想起され、凝った画はなく淡々とした緊張感の持続に共通する世界がある。世界の国境にはトレーラーハウスが満ちているのか。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4描写が細かく、とても丁寧。ひとつひとつが世界を作り上げて、満足させてくれる作品。 (あちこ)[投票(2)]
★4ファーストシーンから作品世界に釘付け! [review] (田邉 晴彦)[投票(2)]
★4国境映画の傑作。飽きもせず西部劇ばかり見ている身からすると、国境なるものは米墨間にあるばかりではないのだという当たり前すぎる事実に目を見開かされる。「保留地」と凍結により交通可能となった「河」を組込むことで、国境は二分化機能を超えた複雑な相貌を持つ。きわめて映画的な地理感覚。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4夫不在の母子家庭。止むに止まれぬ状況にあっての人の判断は危うい。母の、子を思う気持ちはとても理解できる。が、犯罪に手を染めることは許されない。感覚が麻痺していくその過程が丁寧に描かれている。観ているこっちはハラハラさせられっぱなしだ。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★4何が凍ってるって、河じゃなくて人間だよ。 [review] (代参の男)[投票(1)]
★4男性不在の映画だなあ。次のトレーラー住宅を購入する資金を持ち逃げした男は映像にはいない。モニーク族の女性の夫も死別。当然、それぞれの母親は父親兼務の母親を強いられている。すなわち男になり切っている。 [review] (セント)[投票(1)]
★4かつて『ラスト・オブ・モヒカン』でダニエル・デイ・ルイスを苦しめたあのモホーク族が! [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4国境はない [review] (HAL9000)[投票]
★4前半は女手ひとつで子供を育てていく疲れた顔をした女性、後半は女性の強さ、女性の優しさ、そういう抗えないものに突き動かされる女性を、メリッサ・レオが自然体で演じきった。オスカーノミネートも納得。 (mitsuyoshi324)[投票]
★4凍った川を渡り不法移民を密入国させる展開はスリリングでなかなか面白い。 [review] (わっこ)[投票]
★4水のような女たちだ。様々な形に様々な状態に変化しながら、強く生きることにした女たちの挿話だ。 (モロッコ)[投票]
★4中々の秀作。回転木馬が良い。 (赤い戦車)[投票]
★4「母」という存在の強さを感じる力作。88/100 (たろ)[投票]
★4女性版『グラン・トリノ』 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★3この土地柄にしてこの物語ありというような、凍てついた感じがよく出てました。 [review] (G31)[投票(1)]
★3勿論、悪くはないが、国境を越える道としての「凍てついた河」を渡ること(=危険な筈の行為=違法行為)への恐れが充分に演出されず、そこを渡ることにも早々に慣れてしまうのがまず不満。広漠とした氷原と化した河の空間性も充分には活かされていない。 [review] (煽尼采)[投票]
Ratings
5点6人******
4点35人***********************************
3点16人****************
2点0人
1点0人
57人平均 ★3.8(* = 1)

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