Obsluhoval jsem anglického krále
I Served the King of England
あらすじ | 1963年、プラハ。刑期を終えて出所したヤンは自らの半生をふり返り始めた。百万長者のホテル王を夢見る小柄な青年ヤン(イバン・バルネフ)は、街の酒場で給仕として働き始めた。ヤンの人生は幸運と不運、成功と失敗が表裏一体だ。そして、そばにはいつも艶かしく美しい女たちがいた。やがて富豪たちが集う高級娼館の給仕に転進、さらにプラハの一流ホテルの主任給仕へとのぼりつめたころ、ヒットラーの登場でヤンの運命が動き始めるのだった。一人の給仕人の半生にかさねて、ときに微笑ましく、また皮肉とユーモアたっぷりにチェコの現代史が描かれる。原作はチェコを代用する現代作家ボフミル・フラバルの小説。(120分/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう) | [投票] |
★5 | なんだか憎しみの裏返しじゃないだろうかと邪推してしまうほど、出てくるすべての女性たちが淫らで官能的で、とてつもなく魅力的に描かれている。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★5 | 題名からは計り知れない超娯楽作であり、政治劇であり、民族歴史叙事詩であり、そして何より哀しくも強い人間賛歌の秀作であります。 [review] (セント) | [投票] |
★4 | 大人だけに赦される甘美な倦怠を晦渋こもった娯楽として仕上げたGOODなドラマ [review] (junojuna) | [投票(2)] |
★4 | ヤンのとぼけた味わいと、彼を取り巻く人間を捉える視線が辛辣かつ軽やかであること。女たちがみな華やかで、上品かつ艶やかなエロスをふりまくこと。過ぎ去った時代を悔いるでなく、誇るのでもないということ。この三点でこれは、大人のための極上の娯楽映画だ。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 歴史を見とおす冷静で確かな目。ユーモアとはきっとここから生まれるのだ。年に数回出会うか出会わないかの、心揺さぶられる傑作。 [review] (G31) | [投票] |
★3 | 原作が長く発禁になっていたので致し方ないのだが、旬を逃したというか、映画化のタイミングがやや遅かったのではないかと。「英国王給仕人」がタイトルに出てくるほど重要な役回りでないのも若干肩透かし。[下高井戸シネマ] (Yasu) | [投票] |
★3 | 「欲望」を共通項とした「食」と「性」の複合主題はありきたりだが、そこに「給仕行為=サーヴ(ィス)」が割って入るあたりが興味深い。主人公の妻のナチス女性としての造型も現代映画らしい豊かなニュアンスを持っているし、切手が大財産というのも分かったような分からぬような感じで面白い。裸体選択眼の確かさも光る。 (3819695) | [投票] |
★3 | 主人公の追憶のかなりの部分(特に女関係)は虚言だと思うが、給仕人(語り手)としてはむしろ誠実な態度だろう。テーブルの傍から見た現代史。艶めかしく美味。でも毒は足りない。 (淑) | [投票] |
5点 | 2人 | ** |
4点 | 9人 | ********* |
3点 | 5人 | ***** |
2点 | 0人 | |
1点 | 1人 | * |
計 | 17人 | 平均 ★3.6(* = 1) |
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