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ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン (2007/)

Flight of the Red Balloon
Le Voyage Du Ballon Rouge

[Drama]
製作クリスティーナ・ラーセン / フランソワ・マルゴラン
監督ホウ・シャオシエン
脚本ホウ・シャオシエン / フランソワ・マルゴラン
撮影リー・ピンビン
音楽カミール
出演ジュリエット・ビノシュ / シモン・イテアニュ / イポリット・ジラルド / ソン・ファン / ルイーズ・マルゴラン / アンナ・シガレヴィッチ
あらすじパリの街角で見つけた赤い風船に、7歳のシモン(シモン・イテアニュ)はさかんに話しかけていた。シモンの母親スザンヌ(ジュリエット・ピノシュ)は人形劇の声優で、公演を控えて大忙し。息子のために中国人留学生ソン(ソン・ファン)をシッターとして迎えた。海外で仕事をしている夫とは上手く連絡がとれず、階下を貸している友人は家賃を滞納。前夫との間の娘の進学のことも気がかりなスザンヌは始終イライラが絶えないのだった。一方、映画を勉強中のソンは、シモンをモデルに作品を撮りはじめるのだった。アルベール・ラモリスの『赤い風船』へオマージュを捧げた、オルセー美術館の開館20周年記念作品。(113分/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう)[投票]
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全7 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4職業人と母親を不器用すぎるほど懸命にこなすジュリエット・ピノシュの苛立ちぶりが、見ていて何とも愛らしい。どこか明るい日常の喧騒ぶりと、声優としての自由闊達さがいつしか重なり不思議な感動を生む。そんな彼女と一線をかくす、ソンとシモンの日常。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4自然光の扱いにかけては現在リー・ピンビンの右に出る者はいないと思わせる。ホウ・シャオシェンにしてもアルベール・ラモリスとは才能の桁が違う。もちろん『赤い風船』もすばらしい映画で大好きだが、これはそれとはまるで別次元の傑作だ。奇跡的な「光」の映画。「反射」の映画。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4傑作は傑作なのだが、シャオシェンにしては珍しく、自然を装った嫌らしさを感じる部分もあり満点とまではいかなかった。それでもこの作家の無尽蔵な才を感じるには十分。赤い風船から連鎖するように、各ショット(全てではない)に点在する「赤」を探すのも一興。一刻も早く新作を望む。 (赤い戦車)[投票]
★3家庭=家族という、いつの間にか劇映画が陥っていた認識の垢を清清しく拭い取り、異国人や家屋や家具や出入りする友人や業者も含めて家庭が形成されていく有様を、深刻ぶらずに再認識させてくれる目からうろこの映画。風船はこの家庭を見つめるまなざしの機能をもつ。 (ジェリー)[投票]
★3アルベール・ラモリス作『赤い風船』への形而上的オマージュに丹念な演出が光るも俳句のような短詩型にまとめるべきSO-SO作品 [review] (junojuna)[投票]
★3赤い風船』のリメイクかと思ったら、「赤い風船」へのオマージュ的なオリジナル。淡々とした雰囲気が詩的だが、これで2時間弱は長い。子役のシモン・イテアニュは、綺麗な顔してて、金髪の巻毛も愛らしい。['08.12.7新文芸坐] (直人)[投票]
★2感情豊かな母親と恬淡としたソンが対照的。 物語としては起承転結も大きな事件もなく 健気に生きる母子の日常が淡々と流れるように続く。美しい街並みもすっかり現代的な光景に。 (ルクレ)[投票]
Ratings
5点1人*
4点4人****
3点7人*******
2点1人*
1点0人
13人平均 ★3.4(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
就職先、映画業界とりあえず希望 (ぽんしゅう)[投票(12)]
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