コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

エル (1952/メキシコ)

El

[Drama]
製作オスカル・ダンシヘルス
監督ルイス・ブニュエル
脚本ルイス・ブニュエル / ルイス・アルコリサ
原作メルセデス・ピント
撮影ガブリエル・フィゲロア
音楽ルイス・エルナンデス・ブルトン
出演アルトゥーロ・デ・コルドバ / デリス・ガルセス / アウローラ・ワルケル
あらすじ敬虔なカトリック教徒で一見とても紳士的、40過ぎても女を知らない大金持ちのフランシスコ・ガルバン。彼はある日、素晴らしい足を持つグロリア(ちなみに、婚約者も持ってます)に一目ぼれし…。「元祖ストーカーもの」と言うべきか「ドメスティックヴァイオレンスもの」と言うべきか。嫉妬心や独占欲が強いあまり、最愛の女性に対する疑念に取り憑かれ妄想に苛まれる、寂しくおかしいパラノイアの物語。92分。ブニュエルにとっては「たぶん、どの映画よりも自分を表現している。」そうで、「彼は自分の精神と原則に忠実な男だ。」とも語っている。 (tredair)[投票(2)]
Comments
全14 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5悩むな、狂え、甦れ! 狂気や苦悩を「映画」の中で昇華させるのは並大抵のことではない。スクリーンから溢れ出るその創造エネルギー。フェティシズムの帝王ブニュエルの変態性とバイタリティーに今日も乾杯!   (若尾好き)[投票(2)]
★5例の鍵穴シーン、メキシコの観客は爆笑して、ブニュエル氏地団駄踏んで口惜しがったそうな。観客のどんな反応期待したんだか(笑)。 [review] (くたー)[投票(1)]
★5家庭内ではとんでもない男でも、社会的には立派な紳士で通っているというのもコワイですね。住んでる屋敷のデザインはすごいわ、召使もおかしいわ(なぜ部屋に自転車?)・・・ [review] (ジョー・チップ)[投票]
★4時間軸が前後する映画はツボ。私にとって、「笑い」がもっとも印象的な作品ナンバーワン。 (uyo)[投票(1)]
★4主人公はすごーくやばい人なんだけど、でも、実はけっこう「よくいるタイプ」だったりして…。最近は特に多そうだし、彼のことを決して笑えない自分も確かにいる。 [review] (tredair)[投票(1)]
★4モラハラ男の恐怖。まるでヒッチコック。この時代に描いた先見の明。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4異性への過剰な崇拝が憎悪として表出してしまう、恋愛における普遍的な人の業。妻の貞節は後の『昼顔』などにも受け継がれていくテーマ。これに対するブニュエルの屈折した拘りが興味深い。シュール控えめの正攻法な作りなだけに終盤の幻覚表現は際立ってる。 (太陽と戦慄)[投票]
★4これは面白い!カルト的人気が出て当然の面白さだ。鐘楼の鐘の仰角ショットでタイトルクレジット。続いて教会内の洗足式の場面になるが、中盤で鐘のショットがもう一度出て来る、というのも周到な構成。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4「ストーカー」の一言で片付けていいのか、なぜブニュエルが「エル」と言うタイトルをつけたのか・・・・。それはフランシスコを笑う私達の中にも同様に独占欲や嫉妬心が存在するからだろう。私はこの映画を見て笑えない。 (教祖)[投票]
★4だからさー、結婚するときは、よく考えなよ。 [review] (ちわわ)[投票]
★3かぎあなにクギが! (ユメばくだん)[投票]
★3凄い妄想と嫉妬心、家庭内ストーカーです。 (えんりけ)[投票]
★3幻覚を観る場面が印象に残るが、ブニュエルにしてはおとなしい出来映え。 (丹下左膳)[投票]
★2正義感が死ぬほどキライだ。 (reif)[投票]
Ratings
5点8人********
4点13人*************
3点7人*******
2点1人*
1点0人
29人平均 ★4.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
ブニュエル翁に煙にまかれて (tredair)[投票(14)]蓮實重彥ベスト141 (寒山拾得)[投票(5)]
Links
IMDBThe Internet Movie Database
検索「エル」[Google|Yahoo!(J)|goo]
検索「El」[Google|Yahoo!]