★5 | ここに描破された映画史上稀にみる「心の暴力」に映画的なカタルシスは無い。だがそれを凝視し続けさせる力がある。ここにクレジットされた役者たち全員の「代表作」として記録され続ける資格を持った作品となろう。 [review] (sawa:38) | [投票(11)] |
★5 | 多くの関係者が残す「現場では崔洋一が金俊平だった」という言葉が全てを物語る。本気でやらなければ殺されそうな緊張感の中で生み出された画面に、観る側としても本気で向かい合った大満足の144分。 [review] (ナム太郎) | [投票(8)] |
★5 | 煮えたぎる血。人間の生き様の荒々しさよ。抑制たっぷりの映像、演出。魅入られたように動き回る出演者全員の迫力ある演技。ここ何年来でも日本映画出色の出来。舌を巻く怪作を輩出した。全員に演技賞をあげたい。当時の父親は程度の差はあれ大体こんなもの。 (セント) | [投票(6)] |
★4 | 「知力」が尊ばれ「愛」が魅力と見なされる現代社会の風潮の中で、人は「腕力」を一段低くみなし「金」の力を蔑む。しかし、度を越せば四つの力はいずれも「暴力」に成り得る。生きることへの過剰な思いが俊平(ビートたけし)という怪物を生んだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★4 | 忌み嫌われるべき圧倒的な暴力と、同時にそこに庇護されてしまいたい本能的衝動。全く肯定はしないけれど、「父」という存在の一つの側面はここにあるのかも知れない。原作者が父を描いたからこそ表現できた、家族と父親との不思議な距離感。 [review] (Myurakz) | [投票(7)] |
★4 | 紛れもなく喜劇だ。まず映画俳優としてのビートたけしを最大級に評価せねば。映画においては演技の上手い・下手なんてどうでも良い事柄であることを改めて思い知る。さらに主人公に感情移入できる・できないなんてことも映画の評価(つまりは面白さ)と全く関係ない事柄だ。崔洋一+たけしの恐るべき映画感覚。恐るべきポテンシャル。 (ゑぎ) | [投票(7)] |
★4 | やはり手加減なしで作られていればその本気さが画面から伝わる。やっつけ仕事で作られた凡百の作品とは比べ物にならない見応え。主演級はもちろんのこと脇に至るまで監督の本気に応えている。特に中村優子という女優、彼女のことは忘れないだろう。 (緑雨) | [投票(5)] |
★4 | 「成れるものなら・・・ [review] (Soul Driver) | [投票(4)] |
★4 | 下手に賞賛すると、暴力肯定論者のようになってしまうのが怖い。
が、緊迫感に重点を置くなら最高級の作品。 [review] (ちわわ) | [投票(4)] |
★4 | 多くの弱者=在日朝鮮人たちがそれでも怪物=金俊平の元を離れられなかったのは、彼に付き従うこと自体が「自由からの逃走」だったからに他ならない。ファシズムの誕生と没落を描き、そこからの脱却を謳い上げた本作は金正日と彼の息子に何としてでも味あわせるべき鉄拳制裁映画である。 [review] (町田) | [投票(4)] |
★4 | 野蛮なのではなくその逆で、才能を辺土が収容しきれず、そのかけ違いは異常な戦闘力を主人公補正と思わせてしまう。しかし老齢期に達して喜劇と紛う如き扮装になると、演者当人の本来もっている性質に役柄が収斂され、例えようのない文明と気品が出てくる。 [review] (disjunctive) | [投票(3)] |
★3 | 意外と主人公の存在感が尾を引かなかった理由。(注意、レビューは冒頭からラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(8)] |
★3 | 凄い映画だとは思うが、その凄さというのは大方役者の力演によるものであり、映画的な凄さではないような気がする。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(7)] |
★3 | 最も愛された女は誰か? [review] (samurai) | [投票(6)] |
★3 | 平凡に平和な、暴力と無縁の家庭で育つ。中2の頃、祖父が家で暴れる姿を見た時感じた怒りと戦慄。あ、あれが昭和人間って奴か(偏見?) 2004年12月10日劇場鑑賞(誕生日!) [review] (ねこすけ) | [投票(4)] |
★3 | 役者たちの迫力は相当なもので、見ごたえはあったのだが、面白いかといわれれば別にそうでもない。 [review] (ハム) | [投票(2)] |
★3 | 主人公、金俊平を演じさせるにあたり、演技力を取るか存在感を取るか?
で、結局ビートたけしの存在感を取ったわけだが・・・。 [review] (ねこパンマン) | [投票(2)] |
★3 | もしこの映画が70年代以前につくられていたら、邦画界の最高傑作のひとつに数えられていたかも。21世紀に入ってからの映画にしてはパッションが足りない。暴力シーンそのものは火花自体は散るけど、決してパッションには成りえない。そのあたりが厳しい。 (リヤン) | [投票(1)] |
★2 | マーロン・ブランドのビトー・コルレオーネは立派にある時代のアメリカにおけるイタリア人の父を代弁できたが、ビートたけしの金俊平は日本における朝鮮人の父でもなんでもない。あれはただの暴力とセックスだけでしか自己を主張できない孤独な男だ。 [review] (水那岐) | [投票(5)] |
★2 | 単にチ○コの乗り物であることを、「強烈な個性」「凄まじいエネルギー」などと崇めるのは如何なものか。 (はしぼそがらす) | [投票(2)] |
★2 | なぜに評価が高い・・・?! [review] (草月) | [投票(2)] |
★1 | わざわざお金を払って醜い現実或いは歴史を自虐的に見る気はしない。不快感を得るために映画を観ているのではない。「夢と希望と慶び」を観る者に与える映画を作ってみろといいたい。ヤクザと差別、セックスと暴力という安易なアイテムばかりで映画を作るな! (フランコ) | [投票(2)] |