コメンテータ
ランキング
HELP
ジャン・リュック..
************
チャップリン
************
小津安二郎
************
ヒッチコック
************
ジャッキー・チェ..
************

泥の河 (1981/)

[Drama]
製作木村元保
監督小栗康平
脚本重森孝子
原作宮本輝
撮影安藤庄平
音楽毛利蔵人
出演田村高廣 / 藤田弓子 / 加賀まりこ / 朝原靖貴 / 桜井稔 / 柴田真生子 / 芦屋雁乃助
あらすじ昭和31年の大阪安治川河口。安食堂を営む、父晋平(田村高廣)と母貞子(藤田弓子)と息子信雄(朝原靖貴)の一家がいた。或る日、信雄は鉄屑を盗もうとしている少年、喜一(桜井稔)と出会う。喜一は、その日の朝に食堂の対岸に係留された宿船の少年であった。連れて行かれた宿船で姉、銀子(柴田真生子)と会うが母親の笙子(加賀まりこ)は中から姿を見せなかった。家に帰り報告する信雄に父は夜は船に行ってはいけないと言う。しかし、天神祭の夜、喜一と出かけた信雄はお金を落とし、しょげ返る信雄を慰める為に喜一は船に連れて行く…。81年ブルーリボン賞作品賞、毎日映画コンクール日本映画大賞・監督賞・男優演技賞他受賞。 (けにろん)[投票(1)]
Comments
全49 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5顔の恐怖。船の恐怖。それとは関係無いが、スイカをくれたオッサンの「少し割れてるのがうまいんだよ・・・」というセリフは、最低最悪でありながらもオヤジ精神全快の素晴らしい下ネタだと思う。 [review] (パグのしっぽ)[投票(5)]
★5高度成長期の端緒は人々が未だ哀しみを噛み殺していた時代でもあったという述懐で、少年は幾度もの喪失を乗り越えやがてモーレツ時代の洗礼を受ける。出会いに始まり別れで終わる泥河べりの物語は慈しみに充ちた作り手たちの気合が最高感度で親和した結実だ。 (けにろん)[投票(5)]
★5後半になるに従い、観ていてきついシーンが目白押し。しかし目を離すことが出来ません。 [review] (甘崎庵)[投票(4)]
★5もはや戦後ではない50年代、癒されることのない傷を背負いスカのような生活の中に取り残された人々。ただ在るがままの現実を受け入れるしかない子供たちの悲哀が感涙をもって胸に迫る。闇に吸い込まれるように消えていく船の情景たるや日本映画屈指のラストではなかろうか。 (マッツァ)[投票(4)]
★5宮本輝ファンも納得の一篇。 (ナム太郎)[投票(4)]
★5切なすぎる。 [review] (neo_logic)[投票(3)]
★4銀子ちゃんを想って泣く映画で、それでいいんだろう。いろいろ感想はありますが。 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
★4どうする事もできない「大人の事情」に翻弄される子供たちが悲しく、切ない。 [review] (青山実花)[投票(6)]
★4まだ見え隠れする戦争の影を引きずりながら、生きていかなければならなかった昭和31年。大人達の間には、死の匂いが立ち込めている。それを敏感に嗅ぎ取る子供達。・・・宮本輝の世界を、見事なまでに忠実に映像化している・・だけかもしれない。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4蟹と火。闇。船。ベタベタする風。そして覗き見る大人の世界。 (tredair)[投票(4)]
★4見てはいけない、見せてはいけない。まだ見ぬ世界に足を踏み入れたときの、子供たちの新鮮な驚き、大人たちの気まずい思い。交錯する戸惑いを見事に表現した緊張感あふれる空気感が素晴らしい。 (緑雨)[投票(3)]
★4ひとは大人になってから世界を知るのでは遅すぎる。「少年」の内にこそ,世界に触れるべきなのだ。 (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4目が語る哀愁。父ちゃん母ちゃんの愛があっても拭えない時代の泥。子供たちの未来が幸せであることを願う。 88/100 (たろ)[投票(2)]
★4大人の事情になんとなく気づいたとき、彼は大人になった。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
★4生きるという事のどうしようもない哀しさ。 [review] (Aさの)[投票(2)]
★4すごく子供の頃を思い出す。世界はすべてこのトーンだったよなあ。 (ぱーこ)[投票(2)]
★4蟹に火がつきじたばたとし、それを見てにやっと笑う少年。それにこの時代の闇の深さをみる。 (水木クロ)[投票(2)]
★3本質的に西原理恵子の描く世界は、ギャグを抜いたらこんな感じだ。 [review] (てれぐのしす)[投票(2)]
★3蟹を燃やす という行為にあなたは何を感じたか。 [review] (ありたかずひろ)[投票(1)]
★3良質な作品だとは思うが、終盤の子供同士の気まずさにとてもやり切れなくなった。 (檸檬)[投票(1)]
★3俺の知ってる大阪ではない戦後の大阪の風景。それでも子供の頃にこれと似たような境遇の子がいて「あそこの子供と遊んじゃダメだ」と親の偏見で言われた言葉を思い出す。 [review] (TO−Y)[投票(1)]
Ratings
5点38人*******************
4点72人************************************
3点22人***********
2点3人*.
1点0人
135人平均 ★4.1(* = 2)

[この映画が好きな人]

POV
映画で日本の旅をする (TOBBY)[投票(11)]キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]
双葉十三郎が選ぶ日本映画100本 (AONI)[投票(10)]キッズ・ムービー万歳!〜各国の名子役たち (直人)[投票(7)]
仄暗い闇の中で…むせび泣く1人のおっさん (けにろん)[投票(6)]きねじゅん爺の選択-邦画編- (muffler&silencer[消音装置])[投票(5)]
むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)[投票(4)]パパ・ママ 家族映画 (IN4MATION)[投票(2)]
脳梗塞 (けにろん)[投票(2)]魂を震わす映画 (翡翠)[投票]
Links
検索「泥の河」[Google|Yahoo!(J)|goo]