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ヴァンダの部屋 (2000/ポルトガルスイス)

No Quarto da Vanda
In Vanda's Room

[Documentary]
製作フランシスコ・ヴィラ・ロボス / カール・バウムガルトナー / アンドレス・ファエフリ
監督ペドロ・コスタ
脚本ペドロ・コスタ
撮影ペドロ・コスタ
出演ヴァンダ・ドゥアルテ / ジタ・ドゥアルテ / レナ・ドゥアルテ / アントニオ・セメド・モレノ / パウロ・ヌネス
あらすじヴァンダ・ドゥアルテ。年齢不詳(多分まだ若い)。性別もパッと見不詳(女だが)。リスボンの貧民窟に近親者と住んでいる。住む、と言っても、取り壊し途上にある廃墟の一角を勝手に占拠しているだけだ。しかしそこには確かに生活がある。カメラは、彼女の日常に入り込み、だが関与せず、ただ淡々と映していく。ように見える。2000年ロカルノ国際映画祭青年批評家賞受賞。180分。 (G31)[投票]
Comments
全10 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5「いい映画監督の仕事とは、単なる部屋を宇宙船に変えることである」byペドロ・コスタ。異様な映画だ。映画史を更新したといっていい。ドキュメンタリーと歴史映画とアクション映画が一緒くたになっている。フェルメールのように空気の震えまで伝わってくる繊細な照明。傑作というほか無い。 (赤い戦車)[投票]
★5フェルメールの光と影で描かれた『忘れられた人々』。ハードな現実に投げかけられる柔らかな光という対位法からは、むしろミレーの農民画を想起するべきか。売り物のキャベツを傍らに道端に腰を下ろすヴァンダの肖像が心に焼きつく。 [review] (寒山拾得)[投票]
★4劇映画なのかドキュメンタリーなのか分からない演出方法に最初は面食らったが、再開発のための立ち退きを迫れている人たちの日常を、 [review] (セント)[投票(2)]
★4この映画の登場までは、キャメラの設置を待って、キャメラの前に登場人物が立って何か喋ったり動いたりする以上、その登場人物は素人玄人を問わず俳優であることを余儀なくされたはずだ。しかし、この映画は、登場人物が俳優なのか、そうでないのかという問いすら無効にした。 [review] (ジェリー)[投票(1)]
★4彼らが置かれている特殊といえる状況下で、彼らがとっている行動や反応を固定カメラの映像から覗いていると、まるで異世界の話、SF作品を観ているかのような気分になる。それはひとえに、彼らが諦念もあって落ち着いているからだ。 [review] (irodori)[投票]
★33時間の苦痛、その先にあるもの。 [review] (たわば)[投票(3)]
★33時間近い作品で大きな動きがあるわけではないにもかかわらず、長くは感じなかった。でも、こういう映画は1年に数回みれば充分だなあ。 [review] (なつめ)[投票]
★2鑑賞者の状態を選ぶ映画だ。不快感が心地良い時とそうでない時があって、この映画を心地良く観られる時が自分には当分訪れなそうだと思った。 [review] (モロッコ)[投票]
★2これぞ本当の貧民窟。20分なら納得、長時間は苦痛。 (グラント・リー・バッファロー)[投票]
★1リアリズムの北極。 [review] (G31)[投票]
Ratings
5点4人****
4点5人*****
3点3人***
2点2人**
1点1人*
15人平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
埋もれるな (バーボンボンバー)[投票(5)]
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