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帽子箱を持った少女 (1927/露)
Devushka s korobkojThe Girl with a Hat Box
[Drama]
監督 | ボリス・バルネット |
脚本 | ワレンチン・トゥルキン / ワジム・シェルシェネヴィチ |
撮影 | ボリス・フランツィソン / ボリス・フィリシン |
美術 | セルゲイ・コズロフスキー |
出演 | アンナ・ステン / ウラジミール・ミハイロフ / ウラジーミル・フォーゲリ / イワン・コワル・サムボルスキー / セラフィーマ・ビルマン / パーヴェル・ポーリ |
あらすじ | 郊外の家に祖父と一緒に住み、帽子を作ってはモスクワの店へおさめて暮らすナターシャ。そんなナターシャにぞっこんの鉄道員フォーゲロフ。モスクワへ向かう途中の汽車でナターシャと知りあう、苦学生のイリヤ。それだけでもややこしいことになりそうなのに、納品先の帽子店経営夫婦、イレン夫妻とのちょっとした騒動もあって…。バルネットの初の長編にしてサイレント時代の代表作でもある68分のコメディ。主演のアンナ・ステンはこの作品で大成功をおさめ、ドイツ映画のオファーを受けた後、最終的にはハリウッドへ渡ったとのこと。 (tredair) | [投票] |
スラップスティックにしてスクリューボール、後年に付け加えられた音楽も軽快で楽しい。都市の資本階級を皮肉りながらも、郊外に住む少女と老人の衣装のお洒落さを見よ。最後にやはり言及せずにはいられない、少女のかわいらしさ。 (Kavalier) | [投票] | |
ウキウキとした気分で、幸福感いっぱいのまま劇場を後にする喜び。このたまらない至福感は、この映画を見たことがある人にならきっとわかってもらえると思う。あんなお馬鹿で愛おしいキスのねだり方をする少女を、私は他に見たことがない。 [review] (tredair) | [投票] | |
冒頭、宝くじ付国債の宣伝映画、という解説が出る。お祖父さんとナターシャ。主人公のナターシャはアンナ・ステンだ。早々に彼女はお祖父さんに、結婚なんてまだまだよと云う。本作は結婚にまつわる映画だと分かる。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
サイレント映画ならではの人物の動きのキレが素晴らしく、尚且つそれぞれが愛すべきキャラクター。とりわけナターシャの小悪魔的魅力が堪らない。あんなに可愛らしく感動的なキスシーンにはなかなかお目にかかれないだろう。 (太陽と戦慄) | [投票] | |
屋外ロケが印象的な何もない郊外の雪原や吐く息が白い街角でも、狭苦しい店や賃貸部屋でも、少女は宝物かお守りのように帽子箱を抱えて持ち歩く。青年と過ごす夜、彼女を守るバリケードになる帽子箱がハート型に見えるおしゃれ! なんともチャーミングな国債PR映画。 (ぽんしゅう) | [投票] |
Ratings
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計 | 7人 | 平均 | (* = 1)
POV
映画の教科書〜サイレント再考 (くたー) | [投票(22)] | ソビエト映画史と映画で観るソビエト史 (町田) | [投票(11)] |
蓮實重彥ベスト141 (寒山拾得) | [投票(5)] |
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