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伽耶子のために (1984/日)
[Drama]
製作 | 砂岡不二夫 |
監督 | 小栗康平 |
脚本 | 小栗康平 / 太田省吾 |
原作 | 李恢成 |
撮影 | 安藤庄平 |
美術 | 内藤昭 |
音楽 | 毛利蔵人 |
出演 | 呉昇一 / 南果歩 / 浜村純 / 園佳也子 / 加藤武 / 川谷拓三 / 白川和子 / 左時枝 / 殿山泰司 / 古尾谷雅人 / 蟹江敬三 / 田村高廣 |
あらすじ | 昭和33年。在日2世の東京の学生、林相俊(呉昇一)は父、奎洙(加藤武)の同胞友人の松本秋男(浜村純)を北海道に訪ねる。松本は日本人女性のトシ(園佳也子)と結婚して貧しい暮らしをしているが、相俊の記憶にない少女がいた。高校生の美和子(南果歩)は戦後の混乱期に両親に棄てられた日本人で松本に拾われ伽耶子と名付けられて育てられたのだった。2人は惹かれ合う。翌年、再度北海道を訪れた相俊について伽耶子は家を出て東京の相俊の下宿で同棲を始めたが、2人の複雑なアイデンティティが亀裂を蝕んでいく…。小栗康平の監督第2作。尚、正式タイトルの「耶」は「イ」へんが付く。 (けにろん) | [投票] |
シュールなフェティシズムに寺山が想起されるが、在日一世の苦難を扱うにもかかわらず津軽の閉鎖性に比べてこの北海道には未来へ向けた開放感がある。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
なぜ二人がひかれあったのか、どうしてこのような結末を迎えなければならなかったのか。大地があって人がいて、歴史があって恋がある、時代。 (SUM) | [投票(1)] | |
在日であることのアイデンティティは寧ろ物語の方便としてのみ機能してると見るべきで、特化して描かれるのは社会から孤絶した静謐な世界での恋人同士の時間の絶対的至福。北海道という地勢が生む清涼感と水道管検査人を始めとした意匠がそれを際立たせる。 (けにろん) | [投票] | |
社会問題を取り上げているので、そういう意味では貴重で興味深い作品だとは思いますが、映画としては面白くないです。(原作はお勧めできます。) (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
なんだかぼんやりしてていまいち (TOMIMORI) | [投票] | |
前作『泥の河』では見事な状況描写で文学をなぞってみせた小栗康平が、彼の作家性が生む極度の映像への信頼とさらなる欲求により徹底的に状況描写を廃するという次ぎの形式を生んだことは理解できるが、その映像がリズムや旋律を持つには至っていない。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
たいくつ。の一言。 (あちこ) | [投票] |
Ratings
0人 | ||
5人 | ||
4人 | ||
2人 | ||
1人 | ||
計 | 12人 | 平均 | (* = 1)
POV
在日コリアン (死ぬまでシネマ) | [投票(6)] | ロケ地 函館:道南を舞台にした映画 (G31) | [投票(4)] |
むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
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