「浪花千栄子傑作選」(寒山拾得)の映画ファンのコメント
太陽と戦慄のコメント |
今年の恋(1962/日) | ウェルメイドなラブコメだが、口喧嘩の描写がとにかく笑える。岡田茉莉子の不機嫌顔と毒舌ぶりが素晴らしく、見事なハマり役と言っていいと思う。幸福感溢れるラストシーンも良い。 | [投票(2)] | |
近松物語(1954/日) | 大島渚が『愛のコリーダ』で性愛の極致を描いたとするなら、溝口はこの作品で純愛の極致を描いた。素晴らしい傑作。ラストシーンは奇跡。 | [投票(3)] | |
山椒大夫(1954/日) | 悲劇の中にも救いを感じた。溝口の映画には優しさが感じられない。なのに泣けるのはどうしてだ。 | [投票(2)] | |
宮本武蔵(1961/日) | 錦之助の圧倒的なパワフルさ。全身全霊で生き抜いている人間の気迫は凄まじい。もやしっ子の俺なんかには到底考えられない世界がここにはある。 | [投票] | |
二十四の瞳(1954/日) | 当時の時代背景を考慮しても尚あざとさが匂い立つ設定・物語に抵抗を感じるものの、一つ一つのエピソードが丁寧に描かれていて飽きさせない力はある。個人的に好きにはなれないが、過去の遺物とも言い切れない微妙な作品。 | [投票(1)] |