「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
終電車(1981/仏) |
作風こそ変わっていないが、若い頃のトリュフォーのパンクさとはかけ離れた大人っぽい映画。それはつまり言葉に頼らず、人をチラ見する「視線」、階段の昇降やドアの開け閉めといった「運動」によって感情を表現しようとする演出の事。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
ヌーヴェルバーグの旋風を巻き起こし、硬直した仏映画からの逸脱を試みた人が晩年ではこのような仏映画の伝統を見事に継承した作品を撮ってしまう。その事の是非はともかくとして、こゝでのトリュフォーは全くもって完璧と云って良い程だ。黄金期の大監督の映画のような安定感。とにかくこれは素晴らしいスペクタクル。 (ゑぎ) | [投票(4)] | |
50年代ロマネスクの主要舞台であった大戦下のパリに舞台を設定し文句無しのスター2人を主演に迎えて極めつけのメロドラマになるかと思いきや、2人の男の間を揺れ動くドヌーブが何考えてるのやら解らないトリュフォーらしい曖昧さがイライラする。 (けにろん) | [投票] |