「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ジョーカー(2019/米) |
もうホアキン・フェニックスの映画、としか云いようがない。勿論、撮影や演出等も、彼の創意を引き出すことに貢献しているのだが、しかし、主演者のポテンシャルが圧倒的に映画を支えている類の作品であることは間違いない。例えば、フェニックス以外のキャラクターは上手くいっていると思えない。 [review] (ゑぎ) | [投票(7)] | |
社会との関係の中で悪は形成されるとすれば彼は断ち切られたところで足掻いてるだけだし、根源悪だったとすれば描かれた被虐は何だとなる。抑圧が弾け沸騰するゴッサムでの少年ブルースと対峙といった大構えなクロニクル味が取ってつけた風になりつまらない。 (けにろん) | [投票(8)] | |
白塗りしてもアングラ演劇の役者にしか見えない顔面のホアキン・フェニックスが、人々に笑いと幸せを届けるピエロを夢見る、という無理が作品の駆動力。自身が幸せと無縁な彼の痙攣的な笑いは、人々の怒りや憎悪としか合致し得ない。 [review] (煽尼采) | [投票(4)] |