「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
夜よ、こんにちは(2003/伊) |
4.5点。冒頭第1カットから息を呑む見事な撮影と照明。映画的なケレン味に溢れるショットを連発し、最終的にはリアルとフィクションの境界を溶融せしめ、ピンク・フロイドの"Shine on you crazy diamond"と"The great gig in the sky"が強烈な哀愁を映像に発散させる。マルコ・ベロッキオ、その名を胸に刻み込んだ。 (赤い戦車) | [投票(1)] | |
アルド・モロを監禁する部屋探しの場面から始まる。主人公は赤い旅団のメンバーで実行犯の中では一人だけの女性キアラ−マヤ・サンサ。彼女の職場や生活圏の描写も一部あるが、基本的にモロを監禁した部屋と家屋が、殆どのシーケンスの舞台となる。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
『浅間山荘』や『ミュンヘン』に比して物語る手法として扇情的な描写が皆無に等しいのはいいのだけど、そこから何を提示したかったのかが今ひとつ見えてこない。テロルの「時代」を問うわけでもなく人間の尊厳や葛藤を突き詰めて提示されたとも思えなかった。 (けにろん) | [投票] |