「ジャン・リュック・ゴダール」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ブラッドシンプル(1985/米) |
再編集版。適度に力を抜きつつ常に傑作をものしていくコーエン兄弟、彼らの本気が垣間見える映画かもしれない。もう既に『ノーカントリー』的な演出スタイルを確立してる事に驚きを隠せない。 (赤い戦車) | [投票] | |
銀の拳銃。羽虫。腐っていく魚。ライター。焼却炉。世の終わりを説くラジオ放送。スコップ。黒い鳥の群れ、その影。打ち続く道。染み出す血痕。ショットガン。追いつめられた女の汗。水滴。 (鷂) | [投票(7)] | |
突然投げ込まれる新聞の、その唐突さが素晴らしい。探偵役のM・エメット・ウォルシュが実にいい。そして、ラスト・カットのキレの良さ!『ファーゴ』を彷彿とさせるお話ですが、『ファーゴ』よりもこちらの方が上だと思う。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
99年の再編集版『ブラッドシンプル ザ・スリラー』で鑑賞。淫する、と言えるほどの、影と照明への意識性。筋立てとしては「齟齬と誤解による、交代と交換の劇」とか何とか言えばいいのだろうが、面白さはそこではなく、ただもう、光と影、光と影、光と影。 (煽尼采) | [投票] |