「チャップリン」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
カサノバ(1976/伊) |
どんなアダルトビデオを見ても、あんな腰使いをする男優は見たことがない。 (ボヤッキイ) | [投票] | |
あくまで人工的に作り上げられた美の心地よさ。それはセットに限らず登場人物それぞれに見出せる。機械仕掛けの彼ら一人一人の背中にネジがついていてジージーって音が聞こえてきそう。快楽のためというよりも辛い労働のごとく「いたす」カサノバさんには同情さえ感じる。出来は良いとは思えないがなぜか愛着のあるフェリーニ作品。 (モモ★ラッチ) | [投票(2)] | |
放蕩の果ての虚脱や狂乱が行き着く諦念といったフェリーニのお手盛りモチーフだが今更なので対象への無共感が滲み出る。サザーランドは原型を留めぬまでに上塗りされ、贅の限りのセット美術と人工世界の構築にのめりこむ。まるで年寄りのオナニーだ。 (けにろん) | [投票(1)] | |
性豪としての実力のほどを、覗き見という、映画的な欲望の許に晒すカサノバ。彼の性交のBGMを奏でるのがオルゴール=機械仕掛けというのがまた映画の暗喩を思わせる。彼の最後の愛人は、紛れもない真の愛人ということだろう。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |