★3 | 悪い訳じゃないんだけど、もう少し配役を考えてほしかったな。豪華な俳優陣の割にアンサンブルのパワーが出せてない。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 『歩いても歩いても』を連想させる、「言わずもがな」の家族の姿を描いた映画。その姿は日本的なものだと思っていたが、どうもそうではないらしい。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークはさすがに横綱大関の取り口。この難易度の役柄を御するのは造作もないとばかりの綽々芝居で、観客にもリラクゼーション効果が波及する。劇中劇でドヌーヴの向こうを張る「大器」役をどうにか全うしたマノン・クラヴェルが敢闘賞を受賞。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | 母娘の確執は散々描かれてきたバリエーションに過ぎないのだが、取り巻く幾人かを混じえたコミューンの空気が理解と信頼を醸し出し膨よかとしか言えない。伝説の域に入ったドヌーヴの重心が世界を揺るぎないものする一方で入れ子のSFが安定を阻害する。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | 母娘の確執をベルイマンのように深刻に掘り下げるのではなく、是枝裕和は煮詰まった対象からまるでズームアウトしてゆくように、成長という“留まらぬ時間”と“変転する記憶”を視座に取り込むことで「真実」と「虚構」の幸福な相互扶助関係を醒めた目で俯瞰する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |