★4 | 原作者の私小説としての演出が見事。「なぜうちこんなに寂しいんやろ」と電話ボックスで泣き崩れるシーンはすごい。(2011/02/19) [review] (chokobo) | [投票(3)] |
★2 | 泣きも笑えもしなかった。 (アリ探し) | [投票] |
★5 | 活劇の傑作。自転車に乗ったり歩いたり立ち上がったりといった運動=アクションが物語を先導している。だから勢いが緩まないし、更にそれをオリヴェイラのように美しい照明で包んでいるので、つまらないわけがない。娘を見送るカット、ピント送るかと思ったが送らない、いい映画です。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 不運を不幸にしないすべを知っている、いや、そう見えないように振舞うすべが身についてしまった女たちの話である。幼なじみの三人や、野ばらの女主人と常連のオバハンたちが、もしも強く逞しく見えたとしたら、それはため込まれた「切なさ」の逆照射のせいなのだ。 (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | 回想や夢想のシーン、映画内に於けるその本来的不安定さは、映画の中の「現実」のあやうさをこそ示している。小津やゴダールをつい想起してしまうような画面の連鎖が、それでいてよくも悪しくも人間の物語にしっかり着地する。〔3.5〕 [review] (鷂) | [投票] |
★3 | 「パーマネント野ばら」という題名の響きをそのまま映像化したような世界。そのあっけらかんとした響きの中に含まれる、繊細な脆さと生命力。 [review] (煽尼采) | [投票(3)] |