★5 | チャップリンの殺人狂時代(1947/米) | 「何故戦争で人を殺せば英雄になれるのに、個人の都合で殺したら、それは犯罪になるのか」…考えてみても議論が堂々巡りで答えが出てこない。 | [投票(1)] |
★4 | 伯爵夫人(1967/英) | 67年という時代では、この作品のテンポは時代遅れだろう。しかし、どたばたコメディとしては若い頃のチャップリン作品のテンポであって、作品内容云々よりも、肩を張らずに往年のギャグのテンポを復活させているという点に嬉しくなった。 | [投票] |
★5 | 巴里の女性(1923/米) | 「すれ違い」をテーマとして、文学的な匂いもして、「チャップリン監督」としては最高作だと思う。 | [投票] |
★4 | 街の灯(1931/米) | ゴダールは、「宇宙の支配を為し得たのはヒッチコックだけ」と主張しているが、チャップリンは、ゴダールの言う宇宙よりも広い時限を支配している。 | [投票] |
★3 | ニューヨークの王様(1957/英) | きっと、この「王様」は若い頃こっそりと放浪紳士の格好をして遊びまくっただろうが、その若い頃よりも何もかもテンポや流れが速くなってしまっていて、それに付いて行けず、あげくに捕まる悲劇として観た。 | [投票] |
★4 | サーカス(1928/米) | チャップリン作品で最高の「目で観る映画世界」が形成されている、希望に向かうラストでちょっぴり涙できるのも素晴らしい。 | [投票(1)] |
★5 | ライムライト(1952/米) | 「独裁者」のラストの演説では、世界の人々と対等の目線で訴えたが、10年以上経ったこの作品では人間的に一つ上の階段に登って人生を語っている。コメディの面では、(共にハリウッドから使い古されたような)キートンとの場面にキャリアが集約されている。その場面だけで映画が成り立っている。 | [投票(1)] |
★4 | 担え銃(1918/米) | チャップリンが撮った唯一の右より作品ではないだろうか。しかし、観ている間はそんなことを微塵も感じさせないくらいギャグが詰まっている。 | [投票] |
★4 | 犬の生活(1918/米) | この作風を更に磨いて、あの感動作「キッド」が生まれたのだと思う。だから、この作品無しでは「キッド」は考えられないと思う。 | [投票] |
★4 | 一日の行楽(1919/米) | 今の時代、こうした家族って誰もが理想とするけれど、誰もが時間が無くてなかなか出来ないのが悲しい。 | [投票] |
★4 | チャップリンの 独裁者(1940/米) | 政治家や世界の指導的立場にいる人以外で、あれだけの「戦争反対」というメッセージをストレートに発することが出来て、その映像が保存されているだけでもこの作品は価値がある。しかも映画という芸術は分かりやすくその主張を伝えてくれる。 | [投票] |
★4 | チャップリンの給料日(1922/米) | この頃の作品が、如何に目で見て分かりやすいかという点を重視していたかがよく分かる。 | [投票(1)] |
★4 | 偽牧師(1923/米) | これだけ同じ女優をヒロインとして使い続けるなんて、今だったら全ての女優が「イメージが付いてしまう」と言って拒否するだろう。それでも逆に映画史に名を残したのは素晴らしい。 | [投票] |
★4 | チャップリンの移民(1917/米) | 自由の女神が出てくるのに、その足下の船の中では全く自由がない。この対比が見事で痛烈。 | [投票(1)] |
★5 | チャップリンの 黄金狂時代(1925/米) | チャップリンの考えの全てが現れていて、この作品こそが「チャップリン映画」としての最高作だと考えている。それにしてもサイレント時代の女優は美しく撮られている。よく言えば、女優は今より手が届きにくい職業なのかもしれなかったし、悪く言えば厚化粧だけなのかもしれないが。 | [投票] |
★4 | モダン・タイムス(1936/米) | 目隠ししてスケート、ドアを突き破って沼に落ちる、流れ作業の一部と化す、歯車に巻き込まれる、一本道を行くラスト…これだけ印象的な場面のある映画も珍しい。 | [投票(1)] |
★5 | キッド(1921/米) | キッドがトラックに乗せられて、手を差し出して泣くシーンには、きっと誰もが泣いたと思う。イヤ、そう断言できる! | [投票] |