「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ラスト・ショー(1971/米) |
ただの郷愁映画じゃない。こゝでは「古き良きアメリカ」無き後の諦念が描かれている。2つの世代の青春−ティモシー・ボトムズ達とベン・ジョンソン達の青春を、それぞれ画面とモノローグで描き込んだ構成が良い。ベン・ジョンソン、アイリーン・ブレナン、エレン・バースティンの3者の述懐が何とも味わい深い。 (ゑぎ) | [投票(5)] | |
青春時代の忘れがたき墓碑銘というべきか、地方都市を舞台に人間それぞれが持っている青春のひと時のはぐくみとほころびそして回顧。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
ジェフ・ブリッジスの『クレイジー・ハート』を見た後、この映画を見ると、彼の存在感がより大きなものに変化します。(2011/04/10) [review] (chokobo) | [投票] | |
ボクダノヴィッチが描いたのは、これらの愛しい人々ではなくて、まず、愛しい映画にささげる映画。のはずなのだけど。箱庭的な、器用に作り上げた人物達にやられる。ああ。映画はこれでいいんだね。そうだね。 [review] (ALPACA) | [投票(1)] | |
終焉まぎわの停滞のなかでは、人との関係は疎になるが人への関心は密になるのだろう。だから時代の役割を終えた片田舎の男たちは、たかが高校生のフットボールに執拗にからみ、女たちはそれぞれの想いのなかへと視線を彷徨わせ時間をやり過そうとするのだろう。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
本作を本当に楽しむには、アメリカ人でないといかんのでしょうね。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
この、しのぎを削る演技合戦に目を剥く。帽子を直す仕草だけで、ココロを撃ち抜かれる。 [review] (ボイス母) | [投票(3)] | |
青春映画の傑作 [review] (TOMIMORI) | [投票] | |
さすが批評家出身というか、随所にボグダノビッチのオタク魂が炸裂しているような…。自分から脱ぐシーンが多いのが、性を過剰に美化してなくてよい。 (tredair) | [投票] | |
限られた現状を受け入れることから始まる事もある。と、しておきたい。 (くたー) | [投票(1)] | |
ティーンエイジ特有の、世間に対する座りの悪さ、というか、腹の底の方がむずがゆいような感覚が、映画全体の空気として見事に表現されていることに感心した。 (緑雨) | [投票(1)] | |
黄昏の田舎町でゆっくりと死んでいく人々。ベトナムは遠く少年達は少年らしく今を受容するだけ。アカデミーのジョンソンとリーチマンも良いが若干の生気を発するエレン・バーステインが救い。 (けにろん) | [投票(4)] |