★3 | ペンの映画勘のよさと悪さが同時に顕れている。反射物(窓・水面)や階段など映画らしい道具立てを揃えている点はよいが、ポール・ニューマンと雇主コリン・キース=ジョンストンの関係を美しい「教育」のそれに焦点化して描かないのは不満。ニューマンの芝居はクサい。しかしその笑顔にはそれだけで人の胸を裂くものがある。 (3819695) | [投票] |
★3 | 窓ガラスに書いた配置図がディゾルブして人の立ち位置に換わるカットだとかアーサー・ペンの処女作はなかなか才気走っている。メキシコへの憧憬等1960年代の西部劇へ繋がる素地もあるし、アーサー・ペンはもしかしたら「まともな西部劇作家」になれたかも知れない。しかしヒロインと脇役にもう少し存在感が欲しい。 (ゑぎ) | [投票(1)] |
★3 | 本作から9年後『俺たちに明日はない』を撮ることになるアーサー・ペンは、このデビュー作においてすでに反ヒロイズムを志向していた。ポール・ニューマンのアクターズ・スタジオ芝居が当時のJ・ディーン同様ちょっと鼻につく。
(ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | ペン監督がこの10年後に、レッドフォードを主役にしてこれを作っていれば、もっとすごい作品になった気がします。 [review] (甘崎庵) | [投票] |