★4 | アメリカ映画なのに視点がアメリカ人のそれではないこと、そして人生がある意味残酷であることをきちんと描き出しているのは、やはりコスモポリタンであるジャン・ルノワールの力だろう。[Video] (Yasu) | [投票] |
★4 | 河のほとりから階段をおりて河に入る。ほとりに佇むことは許されない。片足を失った退役兵にも、家族を失った姉妹たちにも河に入るべきときを自ら考え自ら実行すべきときが確実に訪れる。「受け入れる」ことの大切さが圧倒的な画力で静謐に主張された作品。 [review] (ジェリー) | [投票(1)] |
★5 | もう「完璧」な映画。ルノワールの魔法のような演出。冒頭の門番の午睡から乳母の紹介へ繋ぐシーンでもうノックダウンされてしまうし、それ以降もラストまで溜息の出るような素晴らしい演出の連続。こういう映画を大傑作と云うのです。 (ゑぎ) | [投票(4)] |
★5 | 娘は恋に恋し、男は失ったものに拘り、子供は好奇心そのままに夢中になる。船は川面を滑り、花は咲き、娘は水を浴び、人は歌い踊り、午睡に耽る。そして、命が生まれ、失われ、河は流れ、一日は終わり、始まる。ルノワールだ! (動物園のクマ) | [投票(2)] |
★5 | 河岸を行く少女の向こうに見える広大無辺のガンジス。その奥を行く帆船の緩やかな動き。米粉で描かれた文様。敢えて固定で捉えた神仏への踊り。河と大地とをつなぐ階段。午睡…。流麗とはまさにこの映画のための言葉。観てよかった。観ることができてよかった。 (ナム太郎) | [投票(2)] |
★4 | インドの陽気と湿度を得てルノワールの官能性が爆発している。ガンジスの流れのように刻まれる悠久の時間。至福の感覚である。ただし、ナレーションは鬱陶しい。どうしてもっと想像させてくれないのか。 (赤い戦車) | [投票] |