「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
沈黙の女 ロウフィールド館の惨劇(1995/仏) |
ストーリーテリングが筋肉質で無駄がない。伏線の張り方がさりげないが周到だ。特に主要舞台となる富豪一家の家屋の間取りや屋外の状況提示が説明的ではないのにクリアなので、どれだけ終盤の「解放」が盛り上がったことか。さらにうまいのが性格描写で→ [review] (ジェリー) | [投票] | |
クロード・シャブロルの演出は処女作『美しきセルジュ』から成熟していたが、今や揺るぎない安定感。別にこれといった事件の起こらない前半から、描写が丹念で実にサスペンスフル。隠し事を周囲に気づかれないよう行動する様を追いかけるだけでこれだけ緊張を醸成する演出力はやはり流石だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |