★4 | 色覚の麻薬。カラー写真/映画を「総天然色」などと訳してウマいこと云ったった面していたのはいずこのどやつだ。こんな色彩の映画が創られるとは想像もしなかったのだろう。芸術の危険を描いて現実の枠組みを軽く跳び越えてしまった(それはダンスシーンのカッティングにも顕れるだろう)絶対危険映画。 (3819695) | [投票(1)] |
★5 | ブラックホールのような作品。映画の時空を歪ませる。ストーリー映画で、延々バレエシーンを見せ続ける荒唐無稽もさることながら、多重露光実写バレエという幻惑的な仕掛けは狂気の域。赤い靴のシンボル性が頂点に立つアナーキーさと、リアルなバックステージ描写の並置もまた根源的にラジカル。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★5 | この映画自体が劇中のバレエ「赤い靴」だ。それは「踊らなければならないから踊る」という暗示的科白からもう始まっている。バレエ・シーンは悉く幻想の内に殺意が感じられると云っても良いほどの緊張感。この映画でのジャック・カーディフの色使いは確実に映画史的事件だろう。 (ゑぎ) | [投票(8)] |
★5 | イギリス人ってやっぱどこかおかしい。不思議の国のアリスの読み過ぎか。でもイギリス映画のそういうところ、大好き。 (tomcot) | [投票(2)] |
★5 | はじめて観た時、衝撃を受けました。『黒水仙』『戦艦シュペー号』といい、パウエル、プレスバーガーのデザインセンスと悲劇性に圧倒されます。 (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | 画面狭しと踊るバレエの完璧な美。その美しさを超えて圧倒的ですらある色彩表現。でも、ただの芸術作品ではない。その中で繰り広げられる恋愛絵巻は現代でも十分に楽しめるものだ。パウエル、プレスバーガー、カーディフ、三位一体の極致的傑作。 (ナム太郎) | [投票(1)] |
★5 | 若いカップルの成功譚のはずなのに、冒頭の演奏会シーンから苛立たしい禍々しさが漂い続ける。スタンダード画面の限定された空間に、奥行きを意識して創りだされる造形や構図の魅惑的美しさは、モンスター団長の芸術至上主義が発散する毒気のせいだったのか。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 主演のモイラ=シアラーは2006'1'31に80歳で死去しました。しかし芸術とは古びません。50年以上も前に撮られた本作品が今もなお輝きを保っているのですから。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★3 | 赤い靴を作った職人さんの靴を差し出す時のアノ笑顔を、是非とも切り絵にしていただきたい! [review] (ボイス母) | [投票(1)] |
★4 | 残酷で美しい、リアルなメルヘン。 (tredair) | [投票] |
★4 | まるで熱病。出てくる人々が、ことごとく不可解な熱に浮かされているかのよう。まさに狂い咲きの傑作。 [review] (くたー) | [投票(6)] |
★4 | 劇中劇「赤い靴」に痺れた。素晴らしい色彩感覚。 (赤い戦車) | [投票] |
★5 | バレエ映画がこんなに面白いなんて! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |