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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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銃(2018/日)************

★5拳銃と雨がモノクロの画に美しく映えるのは、ともに無彩色で低温性を象徴しているからだろう。だからこそ、生温かい体温の気配をはらんだ血の滴りは、見たこともない鮮烈な「赤」で描かれなければならなかった。生身の温度への無意識の渇望が確かに伝わってきた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4銃を手にした爾後の変容を描くのでなく兼ねてよりの不安定な世界の均衡が延伸する様を描き続ける。彼には大学もSEXも親の死も等質に大した意味がない。そういう世界を内省的に深耕することなく描いたモノクロームは或る意味新しい。不穏な後藤淳平も。 (けにろん)[投票(1)]