「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
ウィッチ(2015/米=カナダ) |
因果応報の脈絡下にない怪異は不条理と云えるが、唯物論的には男の甲斐性不足に終始する噺で、時代や国の別を問わない普遍的な侘しさがある。善き家長たらんと鼻息荒く頑張る凡夫が嫁のみならず娘にまで経済力と先見性の欠如をなじられる図の悲哀は、我が邦のサラリーマン川柳にうってつけの素材である。 [review] (3819695) | [投票(2)] | |
冒頭、村から離れた家族が、森へ着き、やゝあって、主人公トマシン−アニヤ・テイラー=ジョイが、赤ちゃんに「いないいないばあ」をするシーンあたりまでの音響があざとくて(というか無駄に音が大きいので)、こりゃまずいな、と思っていたのだが、その後、音使いは落ち着く。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] | |
姉の白く艶やかな胸元を見やっては恥じ入る少年の純朴に尽きる。アニャ・テイラー・ジョイは、在りし日のジョディ・フォスターを思わせる、仄暗さを秘めた輝きを放つ。顛末は話として好きじゃないものの、彼女の演技は最後まで見物。 (kiona) | [投票] |