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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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残像(2016/ポーランド)************

★4巨匠の遺作とやらを随分見てきた。恐らく作家は遺作なんて考えずに映画を撮っていたのであろうから、遺作なんてという括りで映画を語ることは意味のないとは分かっている。でも語りたい、のである。 [review] (セント)[投票(1)]
★4義を通すは反面的に我を通すこと。去る愛人と去る娘をアパート外の石畳の街路で反復する。圧殺の為政者に抗して潰されるか身を委ね与するかの運命の分かれ道。彼は堕ちていくが娘はスターリニズムの尖兵となり飢えない。凡人の安寧志向を撃つアイロニカル。 (けにろん)[投票(1)]
★4主人公と距離を置く娘を介入させて成功、この第三項により単純な善悪構図に留まらぬ国家社会主義の愚かしさが生々しく伝わる。ブロニスワヴァ・ザマホフスカというこの子役だけが優れた「演技」を繰り出す瞬間が続く。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]