★4 | 度重なる顔面接写は説明調の心理芝居を捉える以上に、顔面そのものから実存的なグロテスクネスを引き出す。美男美女であるはずの藤原竜也永山絢斗松嶋菜々子もここまで極端な寄りで撮ると何とも変な顔をしている。藤原殺害を企む連中は律儀に全員が面妖な目つきで、これはさすがに記号的すぎる演技演出。 [review] (3819695) | [投票(4)] |
★4 | 「十三人の刺客」の稲垣吾郎や「悪の教典」の伊藤英明にはぬんめりした狂気が漂っていたが、藤原竜也にはそれがないねえ。でも考えたらこの厄介どころの単なる異常性愛者は藤原でなく無名の俳優でよかったのではないだろうか、、。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 恨みや憎しみを抱えた者など世界中にごまんといる訳で、そこに大儀(正義や正論)と金銭(欲や貧困)が絡めば、誰もが武器をとり得るという危うさに時代の空気が滲む。それは、テロルや死刑制度に潜む感情的「正当性」と心理的「虚しさ」の問題にも通底する。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★2 | 現実の幼女殺人犯は憎むが、その憎しみを映画を楽しむために掻き立てようとは思わないので・・・。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | 端的に言えば照明が悪い。序盤、警察の上司が警護4人に訓示する場面、これが露光不足に思えて仕方がない。なぜなら上司の顔が全く見えないからだ。また、説明台詞が鬱陶しいというお決まりの文句を本作でもやはり繰り返さなければならない。遠くから車の音が聞こえてきて「車だ。どうする。」ってのはダメでしょう。そういうのは極力行動で示してほしい。 [review] (赤い戦車) | [投票(2)] |
★5 | 『新幹線大爆破』や『太陽を盗んだ男』などの70年代(底抜け)大作邦画を彷彿とさせる「べらぼう感」がたまらない。めっちゃ楽しかった。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★3 | 中盤以降も再三に屑野郎を命を賭して守ることの是非が問われるが今更感が拭えず、映画はもっと異なる命題を俎上に載せて欲しかった。新幹線の疾走感も相俟りアップ多用で護送チーム内の確執が火花を散らす前半は魅せる。松嶋・永山に新味があった。 (けにろん) | [投票(5)] |