★4 | 迫力のある人間群像劇だ。登場人物の多さはひとりひとりの陰影が鋭いことから逆にこの映画のダイナミックさを深めている。演出、出演者のボルテージの高さが伺われる力作だ。
[review] (セント) | [投票(4)] |
★3 | ジャーナリズムも意地の張り合いだったのね。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★4 | 例えば尾野が坂道を駆け上って電話を借りるシーン等、当時ならではの時代感をうまく生かした演出が光る佳作。堺や遠藤の眼力と、それを受ける堤の奮闘や、社内にみなぎる緊張感とそれを余すところなく伝えたキャメラの躍動感も素晴らしい。
(ナム太郎) | [投票] |
★3 | 突如起こった大事故が、停滞した地方新聞社に覚醒を引き起こす。呼び覚まされたのは使命感とその裏に潜む虚栄心。そして、過去の誇りという名の化石化したもうひとつの虚栄心。社会的使命と人間的欲望が二転三転しながら、妬みあい、怒鳴りあうさまが心地よい。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(8)] |
★4 | 最近すっかり廃れてしまった群像劇。新鮮な思いで観られました。 [review] (甘崎庵) | [投票(3)] |
★3 | 新聞記者も登山家もクライマーズ・ハイに陥り、稜線から足を踏み外したり、頂上寸前で転落したりする。それがリスクでもある反面、達成感の源ともなるのだろう。私は登山経験が皆無に近いので想像でしかないが・・・ [review] (RED DANCER) | [投票] |
★4 | 人によっては飛行機事故をネタに報道合戦を描いただけという印象を受けるだろうが、綺麗ごとではなく報道現場とはこういうものなのだという現実をストレートに見せてくれたのはよかった。 [review] (TOMIMORI) | [投票(2)] |
★4 | 映像面で最も印象的と言うか、これからも忘れられないだろうと思うのはこれ。仁王立ちする自衛官。 [review] (G31) | [投票(3)] |
★4 | ”現場”感に溢れる職業映画。こういうの大好き。日航機が消息を絶った共同電の一報が入ってから、一気に局内が騒然となり深夜の出稿まで息もつかせない臨場感に目が離せなくなる。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 組織の中の守旧と革新、編集と販売、親と子、友情と仕事、意地と妥協…多くの2項対立はデフォルメされ劇化されるが、原田が救い難く稚拙に見えるのは否定される側の時代錯誤なステロタイプ化に依る。『呪縛』と変わらない。冷めた熱演の役者陣が気の毒。 (けにろん) | [投票(3)] |
★4 | 『突入せよ!「あさま山荘」事件』を撮った原田眞人、これだけの演技派を集めた時点で、本作の成功は火を見るより明らか。堤真一、遠藤憲一、尾野真千子、田口トモロヲ、でんでん、マギー、中村育二、螢雪次郎、堀部圭亮、滝藤賢一、皆川猿時らは、いづれも一級の仕事振り。中でも特筆すべきは堺雅人と山崎努。共に、あの目は他に変え難い。['08.11.15新文芸坐] (直人) | [投票(1)] |