★3 | ウィリアム・ワイラーが、オードリー・ヘプバーン の30代としての魅力を引き出すべく己の持てる技巧の全てを駆使した作品。肉感のない(失礼)はずのオードリー・ヘプバーンの肉感を清潔に(ここがポイント)引き出すために、掃除用具倉庫の狭い暗がりを持ち込む設定は、女優の個性に即した演出の教本だ。 [review] (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | ピーター・オトゥールの映画。全くもって凄い存在感。富豪役を演じるイーライ・ウォラックもいい。オトゥールがヘプバーンの屋敷に侵入するシーンでヘプバーンが読んでいる本はヒッチコックの本だ。ヒッチやホークスのような「画面の映画」にできないからと云ってワイラーの才能が劣る、と云えるだろうか。 (ゑぎ) | [投票] |
★4 | オトゥールの目の異常なブルー(本当にアオイ)、ヘプバーンの化粧チャ-ミー。日本では絶対観られないセイヨーの人間。劣等感と魅惑と私にとってもよき時代。 (セント) | [投票] |
★3 | ワイラーらしさのない映画ですが、この世界は好き。 (chokobo) | [投票] |
★3 | 「これじゃ着せ替え人形じゃない!私は女優よ!」などとは、決して言わないのがヘップバーンの偉いところ。そのジバンシー・ショーを、押さえるべきところはちゃんと押さえて映画にしてしまうのが海千山千職人ウィリアム・ワイラーの凄いところ。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 現実感のないストーリー展開が楽しい。磁石の使い方が最高。ヘプバーンも色っぽくて、ピーター・オトゥールと狭い部屋に閉じ込められてからの描写は観ているほうも悶々としてしまう。 (太陽と戦慄) | [投票] |
★3 | 若い頃観た時の記憶じゃ、たいしたことない映画だと思っていたのだが・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★3 | ピークアウトした妖精とマッチョレスな性格俳優では御伽噺は成立しない。ワイラーは鍵やブーメランで冗長なネバリを見せるがベッケルやメルヴィルになろう筈もなく、全篇緩みっぱなしのこれが、あの『ローマの休日』のコンビ作かと思うと切ない。 (けにろん) | [投票] |