★3 | ケイト・ブランシェットが相変わらず美しいということを確認する以上の積極的な意味を見出すことは難しい映画だが、ブランシェットとジュディ・デンチの演技はさすがに的確で一種の異常心理を扱ったドラマに説得力を持たせているし、ブランシェットの夫を演じたビル・ナイのキャラクタ造型も大変好ましい。 (3819695) | [投票(1)] |
★4 | 「所詮理解しあえぬ人間同士の束の間の調和の幻想を描いた映画」ではない。見る人の資質により解釈は百人百様の可能性と限界を示す。各キャラ造形に僅かな誇張の酵母が含まれる。この酵母を発酵させる仕掛けのうまさ。大写しになる俳優の目に宿る疑心の鋭さ。 (ジェリー) | [投票] |
★2 | 結構演出も緻密で、展開もスピーデーなんだが、内容がかなり低俗だ。こういう映画を見ていると、何か好奇心だけがものすごく膨張した人間になるようで、とても不快だ。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | これが世代交代になるか?と思って観始めたのだが、交代どころかデンチの怪演ぶりはブランシェットを食ってしまってた。まだまだこの人は終わる人じゃない。と実感できた。 (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 「自分が孤独である」ことが最大の関心事である人生って、案外幸せなのかもしれない。 [review] (G31) | [投票(4)] |
★3 | 嘗て『ミス・ワイコフ』が孤独の果てに越境した地平は2キャラに分断され意味を失った。途中でどうも高尚な映画でも無さそうだと気づいたのだが、なら決定的対決のカタルシスへと導くのが常道だろうにそうもならず煮え切らない。 (けにろん) | [投票] |