★4 | 組織暴力の突き詰めも、組織と個人の間に作用する緊張力も、徹底的に21世紀的アップデートを遂げたやくざ映画。組織暴力を警察の側から描き、かつ警察組織の骨肉までえぐるストーリーの目配りに震える。マキノ、山下、深作、鈴木、笠原らの先人も快哉を贈るだろう。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 松阪桃李が役所広司の後継者となるのか。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 尊敬・友情と軽蔑・憎悪が混在する主人公2人の関係性に、東映『仁義なき』シリーズ1作目の文太と松方の関係性をついつい重ねてしまう。しかしながら、マル暴といえど警察組織。結局は“マトモ”な理性や政治的な駆け引きの範疇で、主人公達の暴走が抑えられてしまう。もはや暴力団を主体に一般映画を製作できない東映のジレンマを感じた。 (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 変に監察官とかママの過去とか物語をいじってる割には、心理戦が無く居心地悪い。ヤクザ映画の終焉を観た。 67/100 [review] (たろ) | [投票(1)] |
★3 | 役所広司はイッちゃってる時にこそ輝く役者なのに、何故かこの映画こそのこの映画で変に紳士なのだ。どうなってんだ? ☆3.7点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 『仁義なき』抗争集団劇として台詞の空隙と役者の弾不足が露呈する前半だが、中焦点多用のカメラの包括性と美術の踏ん張りが救う。終わったかに見えた終盤、俄かに映画は継承物語の文脈を獲得しベタなりの強度を纏い出す。パーティ急襲シーンは本篇の佳境だ。 (けにろん) | [投票(6)] |