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「ヒッチコック」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

白い恐怖(1945/米) 汚名(1946/米) 泥棒成金(1955/米) 断崖(1941/米) 逃走迷路(1942/米) 見知らぬ乗客(1951/米) 知りすぎていた男(1956/米) 裏窓(1954/米) ダイヤルMを廻せ!(1954/米) ハリーの災難(1956/米) 間違えられた男(1956/米) めまい(1958/米) 鳥(1963/米) 北北西に進路を取れ(1959/米) サイコ(1960/米) レベッカ(1940/米) バルカン超特急(1938/英) 疑惑の影(1943/米) 海外特派員(1940/英) ロープ(1948/米)が好きな人ファンを表示する

ぼんち(1960/日)************

★4ステロタイプのキャラクターやストーリーがこんなに美しくはまっている映画を他に観たことがない。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4若尾文子京マチ子あたりに目が行くのはまあ当然なんだけど、 中村玉緒草笛光子山田五十鈴 の陰の要素のコントラストがこの映画の色彩をより鮮烈なものにしている。 (t3b)[投票(4)]
★4ユーモラスな大阪弁のやり取りのなんと上質なこと。柔らかいわりに言っていることがえげつないのは、この映画の全主要人物に共通する特徴だ。テンポのよさ、日本家屋に差し込む斜光の美しさ、茶系の調度の落ち着き具合など五官全体でモダンな和事美を堪能。 (ジェリー)[投票(2)]
★3若干黒い十人弱の女。若尾文子越路吹雪京マチ子が浴場でキャキャ云っている景色に遭遇するに及べば市川雷蔵であれ誰であれ欲情さえ遥か彼方に遠ざかり悟りの境地に至るのも至って理である。ナンダカンダで商才も甲斐性も持ち合わせた市川は駄目人間失格だが、空襲後の展開のスイング感に感服する。面白い。 (3819695)[投票(1)]
★4何者かになろうとして、何者にもなれない普通の人間賛歌。人間万歳。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★5金持ちというのは、その実はツマラン部類の娯楽に過ぎないことをサラリと一人のぼんちで表現しているところに巧さを感じる。余計な荷物を抱え込んで右往左往し自滅的だが家庭的に、穏やかに佇む一人の男の話にしては豪華すぎる、ところにこの作品の最大の面白さがある。 [review] (ジャイアント白田)[投票(3)]
★4豪華な女優陣にどうしても目が行ってしまうが、それを一手に引き受ける市川雷蔵も相当なもんだ。しかも老け役まで同時にこなしてしまうのだから。市川崑の演出ってハマるとこんなにカッコいいんですね。外した作品ばかり観てたから驚きだった。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5市川昆って、こんな斬新なスゴイ作品撮ってたんだ。カメラワーク、色彩が大胆でしかも運びが先へ先へとスピーデー。 雷蔵もうまいわ。わたしはこの人、大根だと思っていたのでまたびっくり。飄々とした、嫌味のないまるで子供のようなさわやかさ。 女優陣も豪華絢爛。これで映画が面白いわけがない。息を呑みましたね。 [review] (セント)[投票(2)]
★4女たちに振り回される人生、でありながらも、けっしてノラリクラリかわすだけでもなく尻に敷かれるばかりでもなく、何とか一矢報いようとする「きくぼんの意地」が垣間見えることで、話に一本筋が通っている。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★5船場ブルジョワジーの凋落と時代のエネルギーを呑んで生きながらえる女たち。栄華を極めた60年大映の女優陣揃い踏みの圧倒を諧謔で受ける雷蔵も鯔背だ。3人の女たちが高らかに談笑する入浴場面。ここに至って映画は神話の域に達したかのよう。 (けにろん)[投票(4)]