★5 | この映像美、古い京都の異国情緒に酔ってしまう。モス・グリーンの「湖面」に映える朱の紅葉の儚(はかな)くも絢爛たる美しさ。私はこの映画が好ましい。愛しい。ゴッホの描く「医師ガシェの絵」に於ける背景の浮世絵のように。西洋人の持つ、洗練された京都の美・日本の美に対する純粋な憧憬の念。主人公の内面の煌きを瞬時に写し取るかのジョン・ウィリアムズの音楽も秀逸。 [review] (いくけん) | [投票(3)] |
★2 | 欧米人のアジア・イメージをだしにして幻想日本のごった煮を作り出したゲーム感覚は、なまじなリアリズムを切り捨てていく覚悟も見えるだけにむしろ小気味よいが、感情移入などとてもできそうにない、リアルさのかけた人間しか作り出せなかったことを許すわけには行かないだろう。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★3 | なんでもスピルバーグはこれを黒澤明を自分の元に呼び寄せるために買ったとか行ってたそうですが、ほんまですかね? [review] (甘崎庵) | [投票] |
★0 | 日本人が主役をやってほしかったです。
[review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 期待を上回る力作。アメリカから逆に芸者というものを勉強させていただきました。こういう感覚って「ラストサムライ」のときもありました。時代考証もかなり正確で、当時の家並みもCGなんだろうけど、スゴイです。 [review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | 芸者の説明も、歴史的背景も、ひとりの女性の人生も恋愛も、美しい映像や豪華キャストも、さまざまな魅力が詰まっているが、結局それらすべてが薄いスライスに…。2時間半の映画では、さらに緩急をかける必要があった。何話かに区切ったドラマにした方が良さそうだ。(2005.12.11.) [review] (Keita) | [投票(1)] |
★2 | 『千と千尋の神隠し』かと思った。 (りかちゅ) | [投票(2)] |
★3 | 恐れていた程酷くないしかといって激賞する程でもない。…こういうと退屈な部類かと思われそうだが、なかなか飽きる事なく観させて頂きました。3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(7)] |
★4 | 少なくとも登場人物としては語り部たる西洋が介在せず日本・京都の中で完結する物語をアジアの看板女優3枚が支配する点、それがハリウッドの潤沢な資本で精緻な再現が試みられた点で2重3重のアンビバレンツな倒錯感が生じた。話は今更でも堪らない。 (けにろん) | [投票(1)] |