★4 | 「店長さん、そんな事気にする必要はないよ」なんてセリフを言わせれば、樹木は当代随一ではないか。その圧倒的な存在感の為、店長さん(永瀬:力演で決して悪くはなかった)もかすんでしまったほどだ。樹木の代表作の1本になるだろう。 (KEI) | [投票(1)] |
★5 | 日本映画界の宝だったんだなぁとつくづく感じさせてくれる女優。彼女のさりげないセリフが口から溢れるたびに胸の奥底に飛び込んでくる。作品としては詰めが甘い部分もあるが、俺は彼女の演技を目撃できただけで大満足だ。 (tkcrows) | [投票] |
★5 | 何も声高に述べることをしない映画だ。物語を想像することだけでなく、他者の人生を想像し思いやることも含めて、観客の想像力に信頼を寄せてつくられた映画だと思う。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★3 | お話にならないくらい甘々の泣かせ話だが、あくまでナチュラルさを貫く会話術がそれを気にさせない程度に救っている。樹木希林は老いたる不思議娘を軽やかに、病歴をもつだけの普通の婆さんとして演じているし、内田伽羅もさることながら、モブでしかない女子中学生たちのさえずる小鳥のような演技も見事なものだ。難病映画の役者、かくあるべし。(追加)7月29日レビュー追加。 [review] (水那岐) | [投票(2)] |
★4 | どら焼きはあんが命。この映画は樹木希林が命。心無いJCの一言が胸を抉る。樹木希林さんや市原悦子さんがもうこの世にいないと痛感させられた一本です。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 河瀬直美作品にしてはとても素直で、人物に寄リそうように撮っており、入魂のドラマとなった。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | 幽閉状態で数十年を過ごしてきた徳江(樹木希林)にとって、人以外の森羅万象との対話は必然であっただろう。にもかかわらず、人との交流を求め、万感の喜びを得るものの、そのつかの間の安らぎを一方的に断ち切るのもまた、心ない人の情であるという悲しさ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |