★4 | カメラが距離ありましたね。客観的なんですね。でも審美的じゃない。「人の生=死」をクールに、感情抜きに見据えた日本映画の秀作です。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | 近親者の死が招く欠落感は耐えがたく、己の死には底知れぬ恐怖を感じる。だからこそ観客は、映画の中の「死」に同化してしまうことで、その事実を疑似体験して受け入れてしまおうとする。それを拒み、これほどまでに死を「見る」ことを強いる映画を知らない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★4 | 市川監督らしい静謐なカメラ回しが、生と死を見つめるテーマに、見事にはまった。「圧倒的感動」とは対極にある、胸のうちから静々と湧き出してくる「静かな感動」。波紋が音もなく広がるように、心に広がる「想い」「哀しみ」そしてささやかな「喜び」。言葉はなくても、これだけ訴えかける映像を作れるのはさすがだ。挿入される日常の人々のひとコマひとコマ。そこにある「輝き」が、病院の空疎さと対照的で、心に響く。 (ことは) | [投票(1)] |
★5 | 第三者の視線で病室全体をとらえた画は、1人の人間の生死は本人だけでなく家族全体の問題であることを明確に物語る。そのような中に振り絞るような嗚咽が放たれるとき、私はその重さを決して第三者の視線でとらえることはできなかった。 (ナム太郎) | [投票(1)] |
★4 | 医療者とは患者の前に突然立ちふさがる障害物のようなもの・・・。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★3 | 色々考えさせられけど、ちょっと肩すかしをくった印象。市川さんの引いたカメラは好きなんだけど。 (ぱーこ) | [投票] |