★4 | 「水」が命の源ですよ、というテーマを掲げた時点で評価は決まる。「水」を求め「水」に苦しめられる貧しさとの闘い。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 殿山泰司の無表情が逆に雄弁に語っている。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | 裸の島に水で織った草木の服を着せる行為が、延々と淡々と続くのだが、その行為が戦後復興の人々の姿そのものだったのだろう。焼け野原になった日本という島が裸の島なんだと、感情を示す「叫び」しか持たない無言の登場人物を見て痛感した。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★3 | 10代の頃は、この映画の急な坂と過酷な労働と無言のハッタリにねじ伏せられていた。しかしこの一家はまるで働きアリだ。昆虫だ。気に入らねえ。あと同じ音楽を流しすぎだ。それしかないんか… (ペンクロフ) | [投票] |
★5 | 映画の原点に帰る作品。台詞はなくとも溢れてくる言霊がそこにはある。 [review] (RED DANCER) | [投票(1)] |
★2 | 結果オーライで芸術映画にされてしまった巨匠の作品。やはり新藤兼人という名の成せる業なのでしょうか。
[review] (sawa:38) | [投票(2)] |
★5 | この人間の条件を無常に投げ出した映画に曲をと頼まれて、林光はいつもの高踏な現代音楽をつけることもできたのに、素朴な嘆きを奏でた。この選択に感銘を覚える。私のたぶん一番好きな映画音楽。林氏の知らないところでシャンソンになったとのこと。 (寒山拾得) | [投票] |
★3 | 製作会社の近代映画協会の苦境を逆手に取ったその実験精神は買うが、肝心なところで詰めが甘いような気がする。[フィルムセンター] [review] (Yasu) | [投票] |
★5 | 豊な暮らし、楽しい暮らし、自由な暮らし。そんな美辞を剥ぎ取ってしまえば“暮らす”とは、日々を生きること。生きるということは、最期に向かって一歩一歩進むこと。ただ黙々と・・・。虚飾を廃した営みのなんと力強く美しいこと。 (ぽんしゅう) | [投票(4)] |
★5 | すごく退屈で、すごくつまらない映画なのだが、じゃあダメな映画かというと全然そんなことはなくて、孤高の輝きを放つ大傑作。「美味い野菜を食わせてくれ」と言ったら、土がついた大根、ニンジン、キュウリをドンと目の前におかれ、「このまま喰え」と言われたような感じ…。って全然わからないたとえだな…。 (すやすや) | [投票(3)] |
★3 | 俺がこの映画で言いたいことは、「美しく生きる」ってことだ。 俺の作った映画じゃないけどね。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★3 | 台詞を禁じる手法が実験的とは言えるが、その喜怒哀楽のドラマはむしろ単純化され、分かり易すぎる感もある。殿山泰司は肉体で懸命に演技しているが、その「台詞が聞こえてきそうな」演技は無言のままに多弁にすぎ、虚構じみてもいる。 [review] (煽尼采) | [投票(1)] |